ナオト・インティライミ
ナオト・インティライミは1979年生まれ、三重県生まれ千葉県育ちのシンガーソングライターです。
「ナオト・インティライミ」はアーティスト名で、南米のケチュア語族の言葉である「inti(=太陽)」とraymi(=祭り)」に由来しています。
二つ合わせて「太陽の祭り」という意味になるんですね。
ちなみに本名は中村 直人といって、こちらの名義での著書もあります。
中学時代から作曲を始めた彼は高校時代にはストリートライブを行っていました。
そして大学在学中の2001年に「なおと」名義でメジャーデビューを果たします。
ただその後ブレイクの兆しすら見えず、彼は2003年からおよそ1年半をかけて世界28カ国を巡る旅に出ました。
世界を旅した経験が音楽性を広げた
ナオト・インティライミがバックパッカーとして世界中を放浪した経験を持つことはよく知られていますよね。
1年半の放浪生活の間には現地の音楽や文化を体感するだけでなく、自身がライブ演奏を行うこともあったとか。
こうした経験がワールドワイドでジャンルを超えた音楽性を培い、視野の広い価値観が垣間見える歌詞を生み出すことにつながっているのでしょう。
「ナオト・インティライミ」として再デビュー
世界を旅したナオトは帰国した後に「ナオト・インティライミ」に改名し、自身の音楽活動の傍ら、Mr. Childrenの桜井和寿に抜擢されミスチルのツアーにサポートメンバーとして帯同することになりました。
2010年4月には「ナオト・インティライミ」名義初となるシングル「カーニバる?」でメジャーデビューを果たして一躍話題になったのです。
さらに同7月には初アルバム「Shall we travel??」をリリースし、着々と知名度を上げ活躍の場を広げていきました。
ニューアルバム「Sixth Sense」
そんなナオト・インティライミが2017年9月に前作から約2年ぶりとなるファン待望のアルバム「Sixth Sense」をリリースしました。
自身6枚目となるオリジナルアルバムで、数々のタイアップ曲を含めた全10曲が収録されています。
放浪時代も含めて世界48ヵ国を巡っているナオトならではの、ボーダレスな音楽性が感じられる1枚です。
1 Wonderful!
2 Carpe diem(カルペ・ディエム)
3 いつかきっと
4 Overflows〜言葉にできなくて〜
5 Let's have a party
6 sayonara
7 together
8 未来へ
9 Hare-Hare Parade
10 わなげうた
出典: https://www.amazon.co.jp/Sixth-Sense-%E9%80%9A %E5%B8%B8%E7%9B%A4-%E3%83%8A%E3%82%AA %E3%83%88%E3%83%BB %E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A9 %E3%82%A4%E3%83%9F/dp/B01I8TXWA4/ref=pd_lpo_sbs_15_im g_2?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=8EPAVGZ42P4JK18TFSV6
ではこの中からタイアップで注目を集めた4曲をご紹介したいと思います。
#4「Overflows~言葉にできなくて~」
「胸キュンスカッと」テーマ曲で話題に
「Overflows~言葉にできなくて~」はフジテレビ系「痛快TV スカッとジャパン」の中の「胸キュンスカッと」というコーナーのテーマソングになっています。
そもそもこの曲が誕生したのは、2016年4月11日に放送された2時間スペシャルで、番組の1ファンとしてナオトがMCの内村光良に送った手紙がきっかけ。
「このコーナーに合いそうな曲がうっかり出来てしまいました。もし気に入っていただけた折りには…なんて思います」という内容に出演者・スタッフ一同歓喜して、それ以降テーマ曲として定着したんだそうです。
文字どおり胸がキュンとするコーナーの内容と相まって、リリース前から問い合わせが殺到したというのも分かりますよね。
#8「未来へ」
2015年4月リリースの16枚目のシングル。
逆境の中で闘っている人たちが少しでも一歩を踏み出せるきっかけになりたい、というナオトの思いが伝わる内容です。
心が折れそうなときでも「よし、また頑張ろう」と思えてくるような1曲になっています。
羽生結弦出演のCM曲
「未来へ」は日本赤十字社の「平成28年はたちの献血」のキャンペーンソングとして起用されています。
本CMはフィギュアスケートの羽生結弦選手が出演したことでも話題となりました。