カポタストとは?

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正式名称は「カポタスト」。略して「カポ」と呼ばれることが多いですが、簡単にいうとギターを弾きやすくしてくれる器具になります。

カポタストの仕組み

曲のキーにもよりますが、通常カポをつけていない状態で弾くと、その開放弦の音の響きが失われがちなことも。

そこでネックの指板にカポタストを挟み込むことで、簡単に開放弦の音を響かせることができます。

カポが自分の指の代わりに弦を押さえてくれるようなイメージで、従来のコードの押さえ方でも実音を高くできて、移調が容易になります。

カポタストでできること

カポタストを使うことで、覚えたスケールをそのポジションのまま、どんなキーでも演奏することができます。

カポは押さえるべきポジションを減らしながら、より複雑なコードの演奏を可能にしてくれるんですね。

例えば、バレーコードが多数出てくるコードFのような曲でカポを使えば、押さえやすいコードで演奏しながら同じ響きが得られます。

またソロギターを弾く際にも活躍。オープンチューニングにより低音を下げつつ、カポを使用してメロディーの高さはキープすれば、低音とメロディーの距離を稼ぐことができます。

カポタストの種類

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テカポタストは固定方式により大きく以下の3種類に分けられます。

  • バネ式
  • ネジ式
  • ベルト式

この他にも特殊なスタイルのカポタストもあり、用途や演奏スタイルによって使い分けることで、それぞれの性能をより活かすことができます。

バネ式

クリップ形状でネックごと指板を挟む方式です。バネ式は素早く装着したり移動したりできるのがポイント。

曲中または曲間に着脱したい場合にはオススメのタイプで、使わないときにはギターヘッドなどに挟んでおけて便利です。

バネ式で注意が必要なのは、常にバネで押され続けているせいでピッチが変わりやすい点です。

またネックの形状によって種類が変わってしまう、締め具合の調整ができず演奏中にチューニングがズレやすいといったデメリットもあります。

バネ式カポ:JIM DUNLOP 83CDN トリガーカポ アコースティック ニッケル

ワンタッチ装着のアコーギ用カポタスト。数々のプロギタリストの中にも愛用者が多く、安定したピッチと使用感が魅力です。

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ネジ式

指板部分に当てながらネジを締めて固定するタイプで、締め具合を調整しながら適度な力で挟み込むので安定しやすく、ピッチのズレを最小限に抑えられるというメリットがあります。

ただしバネ式よりも装着に時間がかかるので、曲間や演奏中に素早く移動しなければならない場面には不向きです。

ネジ式カポ:SHUBB シャブ カポタスト アコースティックギター用 ニッケル C-1

ワンタッチでしっかりかませることができるアコギ専用カポタストです。

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