地球の期待と決断

期待

サビ直前のメロディには、こんな歌詞が入っています。

この地球(ホシ)の期待超えてけ

出典: D.D./作詞:栗原暁(Jazzi'npark) 作曲:HIKARI

これは、どんなことを表しているのでしょうか。

まず、地球ではなくホシ、と読むことで急に天体の一つ、というニュアンスになりますよね。

地球にいる人々の期待を超えていく、という意味でしょう。

さらに、「このほしのきたいこえてけ」と読めるのです。

そのため、「この星の気体越えてけ」という意味でも取れるのではないでしょうか。

この星の気体を越える。

それは、宇宙空間を意味します。

つまり、この歌詞は「当然全世界を相手にするアイドルになる」という意味にも取れるのです。

Drastic?

誰かのせいにしてちゃ No No No Way
Majestic なSoul Drasticなエンドロール

出典: D.D./作詞:栗原暁(Jazzi'npark) 作曲:HIKARI

さて、サビは最後に解説することにして、二番のAメロにある歌詞について考えてみましょう。

誰かのせいという歌詞は、過去を指しているのではないでしょうか。

なかなかデビューできない自分たちの現状を誰かのせいにしてしまいたい、という考えです。

事実、インタビューではデビューできない現状と自分の折り合いをなんとかつけたエピソードを語っています。

やはり10年という長い年月の中で、誰かを恨みたくなる時もあったのではないでしょうか。

それでも黙々とダンスの技を磨いていた彼らは、「職人集団」と呼ばれるだけあります。

そして、MajesticとDrasticですが、majesticは雄大な、Drasticは思い切った、という意味があります。

着目すべきはDrasticで、エンドロールは何を意味するのか、ということです。

これは長らく6人体制だった彼らがデビューにあたり9人になったことを表していると考えられます。

6人体制から9人体制になることは、初期のメンバーにとってはかなり悩んだことだそうです。

それでもデビューできるのなら、と9人体制に踏み切ったことが、思い切った決断なのかもしれません。

淘汰の先に何が見える?

では、最後にサビの歌詞を解説しましょう。

サビのメロディと歌詞に込められた闘志

サビのメロディとともに何度も流れるDancing  Dynamite。

これはSnow Manのことを表しているのでしょう。

そしてこのサビにこそ彼らの軌跡が描かれています。

淘汰の先にある未来へ

出典: D.D./作詞:栗原暁(Jazzi'npark) 作曲:HIKARI

これは、今まで淘汰される側だったSnow Manだからこその言葉なのではないでしょうか。

バックダンサーとして指名される率は高くとも、知名度では全く上がらないSnow Man。

だからこそ淘汰の先を望んだのでしょう。

「また先を越されたのか」と感じ、辞めようかと何度も考えた

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/Snow_Man

インタビューで語ったように、彼らはずっと蚊帳の外でした。

様々なグループのデビューを見守ってきたSnow Manにとっては、悔しい期間が多かったでしょう。

単独公演で数枚のチケットに千人以上が並ぼうとも、やはりどこか物足りない気分だったのではないでしょうか。

特に10年以上のキャリアのあるメンバーは自分たちは淘汰される側、という意識が強いと思われます。

だからこそ、デビューという節目は淘汰の先にある未来を掴んだ、と言えるでしょう。

遅々として、それでも進む