崎山は「五月雨」について「希望的なものも含まれている」と振り返っています。

ラストのCメロは、まさにその希望を描いた歌詞でしょう。

 

「冬」は一般的に憂いや悲しみなど、暗い感情のメタファーとして用いられます。

ここでも同じでしょう。

だとすると夏はこれまで描き続けた「不安や葛藤」からの解放です。

 

雪解けを「濡れて 溶ける」と表現しています。

これまで「泪」として使われてきた「濡れる」をプラスの意味で使っていますね。

うまく伏線を回収しています。

 

また伏線回収といえば、Aメロの歌詞もここで生きてきます。

「虫のように小さくて 炎のように熱い」。

冬の終わり、また夏の到来を感じさせるフレーズですよね。

もしかしたら、冒頭から歌詞の最後を匂わせていたのかもしれません。

 

そして何よりタイトルが「五月雨」である理由もここで判明します。

五月雨は夏を告げる雨のこと。

いずれやってくる夏を予期させているのですね。

 

「中学生は心身ともに不安定な世代。

だからこそ、不安や葛藤(冬の時代)が付きまとう。

しかし、こうした”素晴らしき日々”を通過したら、強い人間ができあがるんだ(夏の到来)」。

 

崎山蒼志は「五月雨」に、こうしたメッセージを込めたのではないでしょうか。

それぞれに個性があるシンガーソングライターを聴き比べ!

1人で作詞・作曲をするからこそ顕れる独特な世界観

楽曲・歌詞ともに強烈な世界観を魅せた、まだ15歳の崎山蒼志。

 

7月18日には「五月雨」「夏至」の2曲を配信リリースしました。

また各地の大型フェスへの出演も決定。

これからもっともっと活躍が期待されるスーパー高校生ですね。

ぜひ今の世界観を大事にしながら、進化を続けていってほしいものです。

 

もちろん、日本には崎山以外にも優れたシンガーソングライターがたくさんいます。

それぞれが自分だけの世界観を持って活動しているので、ぜひ歌詞も含めて聴き比べてください。

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