ラテン系の楽器にのせて
テーマは、はじける夏!
カリブ海にインスパイアされたような陽気なドラム。
そして、ビキニとハイヒール。
あっけらかんとした悦楽の夏ソングの始まりです。
リズムはシンセサイザーで表現され、トランペットやエレキギターが花を添えます。
生の楽器を使った音は少ないですが、しっかりとしたリズムとメロディーに仕上がっています。
趣向を凝らしたMVが売りのナンバーです。
メンバーの高度なダンス力
K-POPにも負けないダンス
K-POPのダンスクオリティーに押され気味の日本のアイドル界。
十代のアイドルやダンサーを目指す人の中には韓国でのデビューを目指すケースも耳にします。
芸能事務所が林立するソウルの江南(カンナム)では日夜、特訓が繰り広げられているのです。
そうした影響か江南には美容整形のお店も多く軒を連ねています。
韓国は芸能活動がとても盛んで、音楽のチャートは一週間で総入れ替えとなります。
そのK-POPダンスに引けを取らない実力を持ったSUPER☆GiRLS。
全体での動きも息が合っています。
特にオープニングシーンの踊りは沖天(ちゅうてん)の勢いです。
水着だけでなく一糸乱れぬダンスにも注目したいところです。
ヒールを履いてのダンスは難しい?
一般的な女性ダンサーはヒールのない平らな底の靴を履いています。
それはヒールがあるとかなりダンスの幅が限られるからです。
他にもつまずく確率が高く、ヒールが引っかかって転倒するおそれもあります。
そうした難しい状況下で卒なくフォーメーションダンスをこなすSUPER☆GiRLS。
”看板に偽りなし”とは、まさにこのグループのためにあるようなものです。
2018年の猛暑もSUPER☆GiRLSの歌声が火星ぐらいまで吹き飛ばしてくれそうです。
乙女心を歌った切ない歌詞
二人の微妙な距離感
冷たい氷溶ける前に
もうちょっと近づけるかな
出典: ばぶりんスカッシュ!作詞:miyakei 作曲:大智、児山啓介 編曲:児山啓介
想像してみて下さい。
あなたは好きな人とカフェでデートしています。
オーダーしたのは店員さんおすすめの冷たいドリンク。
慣れない二人の距離感で会話があまり進みません。
そこで「カランッ」と氷の溶ける音だけが耳に響きます。
目の前の汗をかいたグラスに視線を移し、心の中でつぶやきます。
「ああ、もう少し仲良くなれたら……」
そんな絶妙な乙女心を上の歌詞は表出しているのです。
ドリンクと恋心
この気持ち今が飲み頃なのかもよ
出典: ばぶりんスカッシュ!作詞:miyakei 作曲:大智、児山啓介 編曲:児山啓介
”飲み頃”は”最高潮”に置き換えると分かりやすいでしょう。
目の前にいる好きな人に対する想いが絶頂に達して、ウキウキしている状態です。
みなさんもそんな甘い経験はありませんか?
こんなにも好きになっているのだから、きっと伝わるはず。
それを恋の一方通行と言います。