湘南乃風【Joker】歌詞を考察！デッカイ夢を掲げるジョーカー“湘南乃風”のスローガンここにあり！

生命を賭ける闘いではあるのですが流血を決意するものではないのです。

この闘いの主戦場はダンスフロアにあると歌います。

踊りたいときに踊る自由さえこの国では存在しなかった時代もあったのです。

近年まで風営法の施行のもとでクラブの深夜営業が禁止されていました。

戦前の話題ではなく日本国憲法のもとで起きていた最近の事態です。

踊ることの自由を訴える人々の地道な活動によってようやくクラブの深夜営業が認められます。

実はダンスフロアにとっては暗い時代が最近まで続いていたのです。

深夜に男女が踊ることを不謹慎だと考えるような人々が権力のそばにいました。

このような人々は今回のダンスフロアの件では負けます。

しかし今もこのような考えの人がこの世の春を謳歌しているのです。

湘南乃風の革命の意志はまだまだ燃え続けています。

相当な覚悟で権力と対峙しなくてはならない時代が現実に到来しているのです。

一発逆転のために「Joker」に賭ける男たちの気持ちに寄り添いたいでしょう。

いよいよクライマックスになります。

間にサビのリフレインがありましたが繰り返しになりますので割愛しました。

この箇所も実は歌い出しのリフレインです。

最後ですから改めて見ていきましょう。

湘南乃風にとってのデカい夢は愛と革命にありました。

アナクロニズムのように感じる方もいらっしゃるでしょう。

しかし文中にも例をあげたように「格差社会」の進行によって革命の下地は生まれつつあるのです。

隷属することに疑問を持たない人の幻想によってこの社会は形を保っています。

しかし湘南乃風の「レベル・ミュージック」はそうした隷属状態を許しません。

「レベル・ミュージック」は実際に奴隷だった人々を立ち上がらせました。

私たちはプライドによって自分の隷属状態を客観的に見つめられなくなっています。

今の生活に甘んじることを正義とさえ思っているのです。

しかし湘南乃風はそうした幻想をまやかしだと喝破します。

この劣勢を覆すために最高の切り札である「ジョーカー」に生涯を賭けるのです。

「Joker」

2009年の作品ですから今よりも社会状態は多少ともマシだったかもしれません。

検察も警察権力も為政者の犯罪には今よりも厳しかったような気がします。

しかし近年は犯罪に手を染めた為政者や官僚は起訴さえされません。

権力の地盤はより盤石になりました。

それでも多くの有権者は革命など思いもつかないようです。

そんな時勢の中で今こそ湘南乃風の「Joker」に期待したい思いが募ります。

私たちは自分の人生と愛のために自らの隷属状態を再認識する必要があるのでしょう。

湘南乃風はアナクロニズムではなく時代の先へと向かっていることを知る思いです。

この記事に携われて幸運でした。

自分のデカい夢はなんだろうと問い直すきっかけになったからです。

多くのリスナーの夢の再発掘をお手伝いできることを願います。

何よりも湘南乃風のように愛を持って現実を動かしたいです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

OTOKAKEには湘南乃風の関連記事がたくさんあります。

中でも「湘南乃風 ～2023～」のオープニング・ナンバーをご紹介しましょう。

彼らの反逆魂が鮮明になった楽曲です。

「WICKED & WILD」

国家権力までこき下ろす彼らの面目躍如の1曲を考察しました。

ぜひご覧ください。