「五番街のマリーへ」
詳細
ペトロ&カプリシャスの代表曲でもあるといわれている「五番街のマリーへ」は、2代目メインボーカルの高橋真梨子が、時にはしっとりと、また時にはパワフルな歌声を聴かせてくれています。
まずは「五番街のマリーへ」についての詳細をご覧ください。
1973年10月25日発売
ペドロ&カプリシャスの5枚目のシングル
作詞:阿久悠 作曲:都倉俊一
カップリング曲は「教会へ行く」
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%94%E7%95%AA%E8%A1%97%E3%81%AE%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%B8
新しい挑戦
作詞家の狙い
高橋真梨子がペドロ&カプリシャスの2代目リードボーカルになる前は前野曜子がリードボーカルを務めていました。
そして、「別れの朝」という大ヒットした曲がありました。
「別れの朝」
1971年10月リリース
週間オリコンチャート4週連続1位
日本語詞:なかにし礼
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A5%E3%82%8C%E3%81%AE%E6%9C%9D
なかにし礼が日本語で作詞した「別れの朝」は、当時、歌番組が多かったこともあり、聴かない日はないくらいでした。
この素晴らしい作品に感化されたのか、作詞家の阿久悠は自分の作品について「何か新しいものを感じさせたいと思って工夫を凝らして作詞に挑みたい」と答えていることがありました。
そして出来たのが「ジョニィへの伝言」という作品です。
この曲が阿久悠にとっての新しいものへの挑戦だったのです。
「五番街のマリーへ」は「ジョニィへの伝言」のアンサーソングとして誕生したということです。
ということは、「マリー」を探していたのは「ジョニィ」だということを阿久悠は意識して作詞したのでしょうか。
確かなことはわかりませんでしたが、この2曲を比べて聴いてみると何かつながりが見えてくるかもしれませんね。
「ジョニィへの伝言」
1973年3月にリリース
ボーカルが高橋まり(現在の高橋真梨子)に代わった1曲目
出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%8B%E3%82%A3%E3%81%B8%E3%81%AE%E4%BC%9D%E8%A8%80
ペトロ&カプリシャス
名前の意味は?
グループ名である「カプリシャス」とは「気まぐれ」や「移り気」などの意味があります。
サンサースの「序奏とロンド・カプリチオーソ」というバイオリンの名曲がありますが、テンポが揺れる部分があるため、サンサースはそのテンポの変化を「気まぐれ」だと言いたかったのかもしれません。
「カプリシャス」をグループ名に入れたというのは、ペトロ&カプリシャスのメンバーの中に誰か気まぐれな性格な人がいたのでしょうか。
そして、「ペトロ」は、おそらくリーダーの「ペトロ梅村」からつけられているのだと思われます。