まずは「五番街のマリーへ」をお聴きください。
舞台は日本から遠く離れたところ。
今は近くにいない人のことを気にかけて歌った歌であることは確かです。しかし、それが誰であるのか、また主人公はどうしたいのか知るために、今から歌詞の意味を確かめてみたいと思います。
まずは歌い出しの部分です。
五番街へ行ったならば マリーの家へ行き
どんなくらし しているのか
見て来てほしい
出典: https://twitter.com/151e_de_gogo/status/866642606654070784
たぶん「マリー」というのは女性の名前であると思われます。そうすると、「見て来てほしい」と言ってるのは「マリー」をよく知る男性であるというのが自然になります。
おそらく今は会うこともなく、どんな暮らしをしているのかさえもわからないのでしょう。
まだ男性の気持ちは歌詞に出てきます。
次の歌詞をご覧ください。
五番街は古い町で 昔からの人が
きっと住んで いると思う
たずねてほしい
出典: https://twitter.com/151e_de_gogo/status/866642606654070784
「マリー」が住んでいる五番街には、昔から住んでいる人が今でも引っ越すことなく住んでいるはずだから、その人たちに「マリー」のことを聞いてくれたら教えてくれるに違いないから。
といったところでしょうか。
そこまでわかっているのなら、どうして自分で行って確かめてみないのでしょうか?自分にだって知っている人がいるかもしれないのに。
もしかすると、ここからが大人の解釈を必要とするところになってくるのかもしれません。
次の歌詞でその理由がわかってきます。
マリーという娘と 遠い昔にくらし
悲しい思いをさせた それだけが気がかり
五番街でうわさをきいて もしも嫁に行って
今がとてもしあわせなら 寄らずにほしい
出典: https://twitter.com/151e_de_gogo/status/866642606654070784
「ほうら、やっぱり!」
昔「マリー」と一緒に暮らしていたことがわかりましたよ。
本当は自分自身でマリーの住んでいるところを訪ねてみたいと思ったのかもしれません。でも彼女に辛い思いをさせたから、会うことが怖いとでも思っているのでしょうか。
「マリー」には幸せになってほしいと願いながらも、ずっと辛い思いをさせたことが頭から離れなかったのでしょうね。
でも、「マリー」が結婚していて幸せだったら寄らずにいてほしい。
ちょっと勝手すぎだと思いませんか?
自分の代わりに会ってきてほしいだとか、街の住人に聞けばわかるとか、幸せそうだったら声をかけないでいてほしいだとか『いい加減にしてくれ~』と言いたくなっているのは私だけでしょうか。
しかし、最後の歌詞を見ると、そんなことを思った私が恥ずかしくなりました。
五番街は近いけれど とても遠いところ
悪いけれどそんな思い 察してほしい
出典: https://twitter.com/151e_de_gogo/status/866642606654070784
五番街という街へは行こうと思えばすぐにでも行けるほど近い。だけどこの気持ちがどうしても五番街を遠ざけてしまう。申し訳ないとわかっているけど、そんな気持ちわかってほしいんだ。
ということなんでしょうね。きっと心許せる親友に頼んでいるのでしょう。
カラオケで歌う時
ここがポイント
「五番街のマリーへ」をカラオケで歌う場合は、最初は穏やかに、そして段々と盛り上がっていく歌になっていますよね。
なので、歌い始めは語りかけるように、少し控えめに歌うことで、後半の盛り上がりが効果的になります。
また、盛り上がりのある後半のためにも、腹式呼吸で歌いたいものです。
歌う前に何度か深呼吸をして、息を吐いた時はお腹がへこみ、息を吸った時にお腹が膨らむことを確認しておくことをおすすめします。
後は、この歌詞が物語風になっているので、歌詞のような経験がなかったとしても、歌の主人公になりきって歌うことも上手く聴こえるコツだといえるでしょう。
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