あいみょんとのコラボ!
作詞作曲はあいみょんが務めている
俳優業だけでなく、歌手としても華々しい活躍ぶりの菅田将暉(すだ まさき)さん。
そんな彼がついにシンガーソングライターあいみょんさんとコラボ!
『キスだけで』という意味深なタイトルの曲ですが、一体どんな内容なのでしょうか。
若い世代から絶大な支持を得る二人のタッグとあって、気になるところですね。
まずは、MVからチェックしてみましょう!
MVをチェック!
静かな歌い出し
ややオレンジがかった照明を浴びながら、菅田さんが歌い出します。
一人で部屋にいる菅田さんはとても切なげな様子。
続いて、あいみょんさんが同じく歌い出しました。
ここで、歌詞が男女逆転していることに気づいたことでしょう。
菅田さんは女性が男性目線の歌詞を歌う事に魅力を感じるそうで、あいみょんは同じく男性が女性目線の歌詞を歌う事にグッとくるんだそうです。
お互いのそんな好みを話し合い、こんなパート割になったのだとか。
また、「女性も共感できる歌詞を歌って欲しい」という周囲からの声も反映したとのこと。
普段は実体験や想像したことをベースにすることが多いと語っていましたが、今回は少し違っているようですね。
背中合わせの二人
二人で一緒に歌うパートに入ると、部屋の景色に変化が生まれます。
それぞれ別々の部屋にいたはずの二人が、同じ部屋に背中合わせで座っている状態に。
背景にあるベッドスタンドに注目。
二人の揺れ動く気持ちを表現しているかのように、右へ左へと動いているのが分かります。
しかし、よく見ると、動いているのはベッドスタンドだけではありません。
菅田さんとあいみょんさんの座っているベッドや、その他の家具も動いているのです。
また、ベッドは床から浮いている不思議な状態。
なんとなく、恋をしてドキドキと鼓動している心臓を表しているようにも感じました。
最後にカメラは二人からゆっくりと遠ざかっていき…
そのまま終わりかと思いきや、手前には二対のデッサン人形が出現。
菅田さん、あいみょんさんと同じように小さなベッドに座っているようです。
デッサン人形がゆっくりと後ろへ倒れて、寝そべる格好になってMVは幕を閉じます。
MVの見どころ&何を表現しているのか?
微妙な気持の交感
ベッドの上で背中合わせに座っていた菅田さんとあいみょんさんは、交互に歌う際に背後の相手を意識している様子が見られます。
二人の切なげで、何かを望んでいるような表情に注目してみてくださいね。
とてもシンプルなMVでしたが、一体どんなことを表現しているのか伝わりましたか?
ほんのりと灯った照明は、時刻が夜であることを示しているのだと思います。
歌詞の内容を読むと分かりますが、この曲はお互いに求め合う男女の曲。
お互い気持ちを探り探り距離を詰めて、最後には同じベッドで寝る。
やり方によっては露骨になりがちな事を、さり気なくお洒落に暗示していると感じました。
さて、見入ってしまう雰囲気のあるMVをご覧いただいたところで、次からは歌詞について解説していこうと思います。
歌詞を解説
「女」がキーワード?
私今日は女だから 今日は女だから
きっと 抱きしめてもらえないでしょう
今日は女だから 今日は女だから
ずっと 溢れているでしょう
確かめなくても
湿ってく 揺らいでく
沈みたいの
出典: キスだけで/作詞:あいみょん 作曲:あいみょん
菅田さんが歌うパートです。
女性は「女」という理由で、今晩は相手に触れてはもらえないと思っているようです。
「女」がどんな意味を持つのか…それは「溢れる」という言葉などから推測ができます。
ずばり、「女」が意味するのは月に一度の周期で女性に訪れる変化のこと。
いつもは相手を受け入れている場所からは、違うものが流れ出している…
だから、今晩は愛し合うことが叶わないだろうと歌っています。
精神的にも不安定で、体調も良くない状態なのが後半の歌詞から伺えます。
今は愛し合うよりも眠ってしまいたいという欲求の方が高いのかもしれませんね。
それでも、男性に会いに来たという理由はなんなのでしょうか。