菅田将暉【キスだけで feat. あいみょん】歌詞の意味を考察！なぜキスだけ？もどかしさの理由を探る

この楽曲の歌詞は、女性と男性がそれぞれ「女」という言葉を使っています。

「男と女」がいるのにもかかわらず、なぜ「女」のみをピックアップしているのでしょうか。

それは、女性の感情の起伏が関係しています。

イライラしたり、落ち込んだり、彼を求めたりなど、我慢できないこともあるのです。

それを相手にぶつけないようにセーブしたかった、というのが女性の本音でしょう。

しかし欲望には勝てなかった女性は、彼の元に向かってしまうのです。

「もどかしい」という感情がぐるぐると彼女を苦しめます。

そこで手を差し伸べてくれる、愛おしくて優しい彼。

彼女の状態を知っている彼は、できるだけ彼女を苦しめないように少し冷たく接します。

本当ならば「何も考えず愛し合いたい」と思っている中で、女性の体調などを考慮して我慢する様子が描かれています。

この「女」という状況は、どの女性にも共通するもの。

だからこそ、この言葉を重要なものとして表現しているのでしょう。

この楽曲の最後に登場するこの歌詞が、曲全体をまとめ上げています。

『キスだけで』に出てくる人物は「男と女」の2人です。

1番の歌詞でわかることは「女性は男性を求めている」ということ。

しかし体調や精神状態が不安定だからという理由があり、身体を求めることが不可能です。

いつも元気なわけではなく、調子が悪いこともあるでしょう。

そんな中でも、女性は男性を心から求めているのです。

そして2番に突入して男性の気持ちを知ることができます。

男性は女性をしっかり受け止めてくれました。

「彼女の気持ちに応えたい(しかし無理はさせたくない)」というような優しさを感じるシーンです。

そして、ただ身体が交わるだけが「愛」ではない、と最後の歌詞で表現しています。

『キスだけで』というタイトルの意味は後ろに言葉を繋げることで成立します。

例えば「キスだけでいい」や「キスだけで伝わる」などの思いを感じることができるでしょう。

そのためこの楽曲のタイトルである『キスだけで』は、気持ちがたくさん込められているということがわかります。

男女で違う意味を持つというのも興味深いポイントです。

上記で説明した歌詞にもあるように、男女パートによって「キスだけで」の意味が変わっています。

そのようなポイントもしっかり読み込むことができると、より感情移入しやすいのでしょう。

これを機に、たくさんの人に共感を生んでいる『キスだけで』の魅力にぜひ浸ってみてください。

『キスだけで』は女性に月に一度の「女の子の日」が訪れたことで、愛し合うことができないカップルを歌った曲でした。

「女性が共感できる歌詞」を目指した結果、いわゆる「乙女心」を歌うのではなく、あえて、こういった踏み込んだ内容を選んだことに驚きました。

なかなか表現するのが難しそうなテーマですが、男女のカップルではこういったことは実際に何回かあることでしょう。

もし、同じシチュエーションになったとしたら、この曲の男性のように優しく受け止めてくれるパートナーかどうかは結構重要な気がします。

恋人がいる人もいない人も、そんな想像をしながら聴いてみてくださいね。

菅田将暉さんのデビューシングル『見たこともない景色』。

auの人気ＣＭ「三太郎シリーズ」で使用されていた楽曲です。

こちらの記事では、サッカー応援ソングとしてリリースされた同曲の歌詞を独自に解説しています。

「全力を全力で応援する」というテーマという『見たこともない景色』は、どんな内容を歌っているのでしょうか？

1stアルバム『PLAY』をおさらいしてみましょう。

タイトルには菅田将暉さんがある想いを込めてつけたのだそうです。

桐谷健太さんと一緒に歌った『浅草キッド』や、米津玄師さんとコラボした『灰色と青』などの楽曲が収録。

こちらの記事では同アルバムの魅力を、各楽曲の解説を中心にご紹介しています。

4thシングル『ロングホープ・フィリア』は、mazarashiの秋田ひろむさんが提供した楽曲。

こちらの記事では同曲のテーマなどを詳しくご紹介しています。

映画「僕のヒーローアカデミア」の主題歌にもなった『ロングホープ・フィリア』にもっと迫ってみませんか？

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。