歌詞の1行目。
「そうだ」という言葉からも、改めて何かに気がついているような様子が表現されています。
愛や友情や感情。
人として生きている上で「大切」とされているものは目に見えないものばかり。
そして手に取ることもできないものばかりなのです。
だからこそ、その大切なものが知らない間に芽生えていたり、知らない間に無くなっていたりするのでしょう。
大事なものに限ってその存在に気がつくことができないのです。
このことを当たり前のことだと思っている人もいるかもしれません。
しかし、忘れてしまいがちなことでもあるのです。
改めて気がつくことで、目に見えないものがより大切なことだと感じることができるのではないでしょうか。
自分が進むべき道
こんな大人には
ずるい大人は出逢うたび
頭ごなしな説教だけ
自分を素直に出せなくなって
傷つけながらすぐに尖って
出典: 悲しみをやさしさに/作詞:tetsuhiko 作曲:tetsuhiko & Tomoji Sogawa
歌詞の1行目の「ずるい大人」。
まさに自分が目指したくないような人のことを指しているのでしょう。
他人に寄り添おうともしないで、ただただ自分を責めてくるだけの人。
人の気持ちがわからない、悲しみを優しさにできない人なのではないでしょうか。
自分の気持ちや本当の自分を出すことができず、優しさがわからないのです。
ただ人の心をぐさぐさと刺して、人の心を傷つけてしまうのでしょう。
このような人は身近にもいるかもしれません。
幸せを求めて良い
新しい風 味方につけて
探していいんだ いつか青い鳥を
出典: 悲しみをやさしさに/作詞:tetsuhiko 作曲:tetsuhiko & Tomoji Sogawa
しかし、そのような優しさをわからない人は無視して良いのです。
そのような人ではなく、自分にとって心地の良い存在を仲間にして良いのです。
心地の良さが歌詞の1行目の「新しい風」という言葉から伝わってくるのではないでしょうか。
そのような人が周りにいることで、自分らしさを出しやすくなるかもしれません。
そして歌詞の2行目の「青い鳥」という言葉。
青い鳥は「幸福を呼ぶイメージ」があるとされています。
つまり、自分は幸福を求め続けて良いということがこの歌詞では表現されているのです。
自分ならできる
虹が出るように
涙の後は なぜか吹っ切れてた
空に虹が出るように 自然なこと
雨は上がった
出典: 悲しみをやさしさに/作詞:tetsuhiko 作曲:tetsuhiko & Tomoji Sogawa
なにか辛いことがあると大泣きしてしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、大泣きしたあとにはとてもすっきりとした気持ちになり、前向きになれることもあります。
大雨が降ったあとに虹が出るように、前向きな気持ちになるのは当たり前のことなのです。
また大泣きすることで気がつく感情もあるかもしれません。
これらの歌詞から、辛いことがあったら泣いても良いということが伝わってくるのではないでしょうか。
泣くこと、落ち込むことは全く悪いことではないのです。
聴いている君へ
そうさ 悲しみをやさしさに
自分らしさを力に
君ならきっとやれる 信じていて
もう一回 もう一回
もう一回 もういいかい?
出典: 悲しみをやさしさに/作詞:tetsuhiko 作曲:tetsuhiko & Tomoji Sogawa
辛いことがあって流した涙や感じてしまった悲しみは、優しさに変えることができる。
他人の気持ちをわからないずるい大人になってしまうことはきっとありません。
そして、その優しさや自分らしさが、夢に向かって進んで行く上でパワーになっていくのです。
歌詞の3行目。
これまでは「自分」という言葉が多く出てきましたが、ここで初めて「君」というワードが登場します。
今まで誰かに問いかけたり、励ましているような印象のある歌詞ばかりでした。
しかしここで「君」ということで、この曲を聴いている人をピンポイントで指しているのです。
そして「私ならできる」と改めて確信できるような気持ちにしているのです。
また歌詞の3行目の「信じて」という言葉。
さらに「できる」という気持ちを強く持たせるような効果があります。
徐々に自信がついてくるような気持ちになるのではないでしょうか。
そして歌詞の4行目からは「もう一回」という言葉が3回でてきます。
これからまた失敗することもあるでしょう。
しかしそれでも立ち上がらせようとしているのです。
曲の最後にはまるで、一緒に歩き出してくれそうな言葉がでてきています。
そろそろまた歩き出せそうかと声をかけてくれているのです。