「かなしみ」について
まず、「かなしみ」が収録されているCDなど、基本情報について紹介します。
チャラン・ポ・ランタンを知らないという方のために、どのようなバンドかについても簡単にご説明します。
チャラン・ポ・ランタンとは
チャラン・ポ・ランタンは、ボーカルの「もも」とアコーディオンの「小春」による「歌とアコーディオンの姉妹ユニット」です。
もともと、マイノリティオーケストラのリーダーを務めていた小春が、歌のある曲ができた際に妹のももをボーカルとして加入させたことがチャラン・ポ・ランタンがはじまったきっかけです。
そして、2009年7月に正式にユニットとして結成されました。シャンソン・バルカン音楽・歌謡曲など、さまざま音楽を取り入れたサーカスのような世界観が特徴です。
ライブやレコーディングでは、カンカンバルカンという専属バックバンドと一緒に演奏することもあります。
さまざまなジャンルの方への楽曲提供や、幅広い活動が彼女たちの魅力です。
PINK FLOYDのデヴィッド・ギルモアから、ライブのオファーを受けたこともあるというものすごいエピソードも持っています。
日本だけでなく、海外からもアツい視線を集めている要注目のユニットが「チャラン・ポ・ランタン」です。
2017年1月発売のミニアルバム「トリトメナシ」収録
そんなチャラン・ポ・ランタンのやさしい愛を感じさせる「かなしみ」は、「ほぼフルアルバム」なミニアルバム「トリトメナシ」に収録されています。
2017年1月に発売された「トリトメナシ」には、「かなしみ」の他にも見逃せない曲が多数収録されています。
まず、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のオープニングテーマとして話題を集めた「進め、たまに逃げても」があげられます。
この曲で、チャラン・ポ・ランタンを知ったという方も多いのではないでしょうか。
その他にもドラマ「ディアスポリス」主題歌の「月」、東京スカパラダイスオーケストラとコラボした「雄叫び」、片平里菜とReiと共作した「夢ばっかり」など、バラエティに富んでいます。
8曲入りのミニアルバムですが、タイアップ曲ばかりの豪華な内容は「ほぼフルアルバム」の聴きごたえです。
チャラン・ポ・ランタン CHARAN-PO-RANTAN TORITOMENASHI(トリトメナシ)
豪華すぎてトリトメなくなった彩みどりの全8曲!チャラン・ポ・ランタンだから実現した究極の1枚が完成!!
アレンジはあのバンド?MVを紹介
どこか哀愁漂うMVがかわいい
「かなしみ」のMVはバスに揺られるもものどこか哀愁を感じさせる表情が印象的です。
そう思っていると、窓の外にいきなり小春があらわれるシーンもあります。
素朴な言葉でありながら、やさしさを感じさせる深い意味を持ったこの曲の世界観が伝わってくるMVです。
Mr.Childrenがアレンジと演奏を担当
MVをご覧いただくと勘の良い方は気づくと思うのですが、この曲にはMr.Childrenが関わっています。
なんと、この曲のアレンジと演奏をMr.Childrenが担当しているのです。桜井和寿はコーラスでも参加していますね。
この豪華なコラボのきっかけとなったのは、小春がMr.Childrenのツアーサポートのオファーを受けたことなのだそうです。
「かなしみ」をレコーディングするにあたって、桜井和寿は「リスナーが目を瞑って聴いても、心を揺さぶられるような曲にしたい」と考えたと語っています。
それにより、Mr.Childrenでの普段の演奏よりも、丁寧で繊細になったそうです。チャラン・ポ・ランタン恐るべしですね。