How I gotta take the blame
どうして私ばかり責められるの
When I'm the one that's in the rain
雨の中独りぼっちで待つのはいつも私
Yo, all these tears keep falling on me
泣き止んでくれよ
No more late nights calling on me, no
もう遅くに呼び出したりしないさ
出典: Too Proud featuring Jevon/作詞:宇多田ヒカル,Jevon Ellis 作曲:宇多田ヒカル,Jevon Ellis,小袋成彬
涙を流しながら日頃の男性からの理不尽な仕打ちを責める彼女。
男性は女性の優しさに甘えすぎていたのでしょうか？
夜明けまで女性を1人家に残し遊び歩く。
夜更けに女性を電話で呼び出すこともしばしば。
もうこんな生活うんざり！
この解釈ならば女性の心変わりは仕方のないことでしょうね。
もう過去には戻れない
I hope you see how hard it is without me
私がいないとどれだけツライか分かるといいさ
Coz we gon have to learn to set new boundaries
私たちには空いた溝の深さを知るといいよ
出典: Too Proud featuring Jevon/作詞:宇多田ヒカル,Jevon Ellis 作曲:宇多田ヒカル,Jevon Ellis,小袋成彬
そう、私たちはもう出会った頃の2人には戻れない。
過去は変えられないの。我慢するのは疲れたわ。
1人で感傷に浸ってなさい！
そんな女性の憤りを感じるセンテンスが続きます。
I fell into your tears and let it drown me
俺はお前の涙に溺れるんだ
Coz I'm too proud to be too proud
俺はプライドが高すぎて感謝できないんだ
I say it proudly
誇らしく言うよ
出典: Too Proud featuring Jevon/作詞:宇多田ヒカル,Jevon Ellis 作曲:宇多田ヒカル,Jevon Ellis,小袋成彬
結局男性は最後まで自分を変えることができませんでした。
プライドが高いことは自分勝手なことの裏返し...。
男女の関係に限りません。
人と人のつながりはお互いの助け合い・感謝の気持ちがないと脆くも崩れてしまうのです。
「L1 Remix」で伝えたいことは？
宇多田ヒカルは数ある楽曲の中からなぜ「Too Proud」をシングルカットに選んだのでしょう？
そのヒントは配信シングルの曲順にあるのではないでしょうか？
「Too Proud」には3人のラッパーを客演に迎えたリミックスが収録されています。
通常シングルカットする際にはメイントラックを1曲目に持って来るものです。
その際リミックス版は最後に持ってきます。
しかし「Too Proud」で宇多田ヒカルが1曲目に並べたのはリミックス版です。
中国・ベトナム・韓国からの視点
「L1 Remix」と題されたバージョンには海外から3人のラッパーが参加しています。
中国のStraight Fire Gangクルー所属のXZT。
ベトナムの女性ラッパーSUBOI。
そして韓国のMost Badass AsianクルーのEKの3人です。
私を含め日本の音楽関係者のほとんどが存在も知らない方たちばかりでしょう。
宇多田ヒカルが3人のラッパーとどこで出会ったのかは不明です。
皆自国ではそれなりの知名度があり有望視されている若手クリエイター。
彼らの音楽を純粋に日本に伝えたいというプロデューサー的視点。
さらに様々な国から見た視点で「Too Proud」のテーマを俯瞰してみたかったのではないでしょうか。
Too Proud featuring XZT, Suboi, EK (L1 Remix)/宇多田ヒカル(Short Version)
アジア3地域から集められたラッパーはどのように解釈をしたのでしょう？
XZTとEKに関してはもう少し解釈に時間が必要です...。
Sboiの歌詞からは感傷に浸る切なさと同時に「そんな男捨てちまいな！」という強い意志を感じます。
「L1 Remix」の解説はまたの機会にじっくり取り組ませていただきます...。
まとめ
