aiko「雲は白リンゴは赤」

「雲は白リンゴは赤/aiko」は当たり前の○○を歌うラブソング♪歌詞&MVもチェック!の画像

2006年リリース

「雲は白リンゴは赤」は、2006年7月12日にリリースされた20枚目のシングルです。

夏をテーマに制作された爽やかなラブソングに仕上がっていて、2006年にリリースしたシングルは、この作品のみになっています。 

そして、オリコン週間チャートでは3位を記録、また、リリース月の月間チャートでは13位を記録するなど、aikoの安定した人気の高さが窺える1枚となりました。

アルバム「彼女」に収録

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「雲は白リンゴは赤」は、2006年8月23日にリリースされた7枚目のアルバム「彼女」の12曲目に収録されました。

シングル曲としては、他にも「キラキラ」や「スター」が収録されており、その中で「雲は白リンゴは赤」は、アルバム先行シングルとしてリリースされました。

また、オリコン週間、月間チャート共に1位を記録し、セールス面でも素晴らしい結果を残した注目度の高い作品となりました。

「彼女」という印象的なタイトルは、「様々な女性や女の子を閉じ込めたアルバム」というコンセプトがもととなっています。

第三人称として「彼女」という言葉を使うことで、女性それぞれに呼びかける意味合いが込められており、まさに、健気な女性の心を歌うaikoにぴったりの作品に仕上がっています。

さらに、2008年3月12日には「aiko 10th Anniversary ちょっと嬉しいHappy Surprise vol.1」として、本人デザインのオリジナルステッカーを封入した復刻盤がリリースされたことでも話題になりました。

CMソングに起用!

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また「雲は白リンゴは赤」は、スバルの軽自動車である「ステラ・R2」のCMソングに起用されたことでも有名です。

2007年1月に、このCMに起用され、リリース後にも多くの人の耳に触れる機会を得ました。

「雲は白リンゴは赤」の歌詞を紐解く

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それでは、次にそんな「雲は白リンゴは赤」の歌詞を見ていきましょう。

夏の風景を色濃く描写

あたしもあれから色々あったよ 訳が解からない日もあった
毎日を過ごすのがこんなにも辛いなんて
2人の間を隔てたものはあたしの心の黒いもの
絶対そうだと思い込んだ 寂しすぎるあたしの心

出典: 雲は白リンゴは赤/作詞:AIKO 作曲:AIKO

まずは、導入部分です。

「あれから」という言葉で過去を回想しながら、現在を歌う冒頭になっています。

その過去とは、2人が別れた日のことを歌っていることが想像できます。

しかし、別れたことを後悔していて、その後の日々が辛かったと心境を吐露しています。

もうだめだと思って離れてしまったにも関わらず、それを悔やむ気持ちが赤裸々に描かれています。

夏は何度もやって来る 暑くて空も高くて
あなたといた道が今もちゃんとゆらゆらしてる

出典: 雲は白リンゴは赤/作詞:AIKO 作曲:AIKO

しかし、時間は無情なもので、誰にでも平等に過ぎていきます

「あなた」と別れた季節は、何回も巡ってくるのです。

そして、2人で歩いた変わらない道を見ることで、蜃気楼のように自分の心も揺れ動いてしまっていることが分かります。

笑顔の空あなたの様にあたしも大丈夫になりたい
リンゴの赤 水風船が割れた
こぼれ落ちた水にまぎれ泣いた

出典: 雲は白リンゴは赤/作詞:AIKO 作曲:AIKO

そして、サビが訪れます。

「あたし」は、こんなにも「あなた」と別れたことを悔やんで引きずっているにも関わらず、「あなた」は吹っ切れている様子が窺えます。

そして、それを皮肉るかのように、自分も吹っ切れたいという気持ちが歌われています。

また、「リンゴの赤」、「水風船」という言葉から夏の風景をさらに色濃く描写し、涙を隠すような強がっている自分を上手に表現しています。