そんなんじゃダメだと言って
うんいいよ 強くたたいて
この白線の内側に押し寄せる
空白だけは怖いな な

出典: とおせんぼ/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

ここの表現から思い浮かんだのが「怒られるうちが華」という言葉。

仕事をしていて怒られるのは気持ちの良いものではありませんが、それは改善の余地があると思われているからですよね。

居てもなんの価値も生み出さない、将来も見込めない。

そんな相手にエネルギーを割いてわざわざ怒ったりはしないんです。

そういう風に職場を例にしてみると、主人公がここまで言っていた意味がわかってきますね。

常に嫌われ者でいることもまた難しい

わすれんぼ わすれんぼ
ボクのことはわすれんぼ
手を振ってひとり 塗り絵の中で
 
知らないよ もういいよ
君もどっかに行っちゃえよ
いたいたいたいたい
胸がいたいたいなあ

出典: とおせんぼ/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

ここに来て新たな展開が見え始めます。

必死に存在を認めてもらおうとしていた主人公に諦めの色が。

それで存在を認めてもらえたとしても、ずっと嫌われ者でいることは難しいもの。

友人関係なら飽きられるし、職場なら見限られるからです。

「もう一人でも良い」とでも言うように投げやりな様子を見せる主人公。

「いたい」と幼い言葉で苦しみを表現している辺りに感情を押し殺せない様子を感じさせますね。

味方が居ることの有難さを忘れてはいけない

とおせんぼ とおせんぼ

「みーつけたっ」


とおせんぼ とおせんぼ
それなら君はとおせんぼ!
騙されないように...巻き込まないように

優しくしたら泣いてしまうよ?

いたいたいたいたい
胸がいたいたいなあ

いないいないばあ

出典: とおせんぼ/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ

「一人でも良い」と諦めた主人公でしたが、ここで救いの手が現れます。

誰にも存在を認めてもらえなかった主人公に歩み寄る「みーつけたっ」という声。

しかし、自己肯定感の低さからその人を信用できないでいるようです。

そして輪の中から省かれてしまった自分なんかに構っていたら、彼までみんなから嫌われてしまうという想いも。

それでも今まで受けたことのない温もりに、胸が締め付けられる感覚を覚える主人公。

孤独を味わったからこそ、主人公は気に掛けてもらえることの有難さを身に染みてわかったのでしょう。

全くの一人なんて状況はそうそうありません。

友達でも家族でも、味方になってくれる人は必ず居るはず。

その有難さが当たり前になってはいけないと、学ばされる歌詞になっていましたね。

楽曲から垣間見るまふまふが成り上がってきた理由

まふまふ【とおせんぼう】歌詞を独自解釈!痛むからわかる存在意義が辛い…とおせんぼうの先はある?の画像

今回はまふまふ新曲「とおせんぼう」について考察してきました。

誕生日を迎えた彼が伝えたかったメッセージは「認めてくれる人が居ることの有難さ」ではないでしょうか。

人気アーティストであるまふまふには、たくさんのファンがいます。

それを持ってしても彼がそう言う気持ちを曲に表現していることに、ここまで成り上がってきた理由が垣間見えますね。

まふまふの曲が好きだという方は、誕生日祝いにも訪れていた天月の曲などもいかがでしょうか。

関連のあるアーティストを追い掛けるのもまた面白いですよ。

ニコニコ動画の歌い手からプロへと転身した「天月-あまつき-」さんですが、「流れ星」がとある番組のOPに使用されています。今回は「流れ星」の歌詞やMV、そしてOPに使用している番組について解説していきます。

「かいしんのいちげき!」で、気になるあの人もノックアウト?!2018年06月27日にリリースされた天月-あまつき-さんの3rdアルバム「それはきっと恋でした。」収録曲「かいしんのいちげき!」の歌詞を徹底解釈します。初音ミクがボーカルのMVもご紹介します。

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