Mrs. GREEN APPLE「StaRt」の歌詞の意味は？音楽イベントとライブ情報あり

Mrs. GREEN APPLE「StaRt」は、メジャーデビューアルバムの「Variety」に収録されている楽曲で、花王メリットのCMにも起用されました。

カラフルなアニメーションと融合した公式MVもキャッチーで何度見ても見飽きないですね。

「夏を洗え！」というキャッチコピーの花王メリットのCMは、田中麗奈が母、吉沢悠が父を演じる家族の、盛りだくさんの夏の思い出を切り取ったようなキラキラとしたCMです。

冒頭では家族が砂浜を駆け上がっていく映像に合わせて、「幸せな時間をどれだけ過ごせるかは微々たるものでも愛に気づけるか。」という歌詞で、音階が上がっていくメロディーのパートが流れるシーンはインパクト大。

何回見ても爽やかで気持ちの良いCMとなっています。

紹介したCMのイメージや、楽曲を聞いた際のポップな印象から、爽やかな青春バンドのような印象を受ける方も多いかと思いますが、歌詞の内容を見ると、笑いながら毒舌な歌詞を歌うバンドという印象を持っている方もいるでしょう。

「StaRt」が収録されているアルバム「Variety」にも次のような歌詞の曲も収録されています。

これは「VIP」という曲の歌詞の一部です。

この曲を聞いて耳が痛いという人は心に棘があるサインだから、自分が憎まれ役になってもいいから、それに気づかせたいというようなことをボーカルの大森さんが以前インタビューで言っていました。

これは、ありのままの自分に気づき、受け入れてほしいというメッセージなのでしょう。

「VIP」を聴くといろんな人のことを非難しているように感じてしまいそうになりますが、気づかないでいることを否定しているのであって、自分の悪いところにも気づいて認めたありのままの姿は否定する気が無く、この曲を大森さんはラブソングと言っているくらい、むしろそんな姿は愛しく思っている姿勢が伺えます。

 ポップでキャッチーなだけではない尖った歌詞は、Mrs. GREEN APPLEの愛の形なのです。

そんなところも踏まえて、「StaRt」の歌詞の意味を考えていきたいと思います。

Mrs. GREEN APPLE「StaRt」のポップでリズミカルな歌詞の中に見え隠れするメッセージを汲み取っていきたいと思います。

冒頭の歌詞から響きの良い「遊び心」満載の歌詞で来たのに、いきなり「一人でも多くのマヌケが居るなら正すことから始めましょう。」という歌詞が来るので、驚きますよね。

しかし、先ほどの分析の通り、「マヌケ」というのは、気づかないといけないことに気づいていない人のことを指していて、聴いている人みんなを見下している訳ではありません。

ではこの歌詞で伝えたい、気づかなければいけないこととはなんでしょうか。