彼女は一度別れた恋人?

ここでふと歌われているミモザはかつて付き合っていた女性ではないか、と感じる人もいるのではないでしょうか。

何かのきっかけで別れることになったのでしょうか。

二度と消えない

出典: ミモザ/作詞:安岡優 作曲:黒沢薫、佐々木真理

一度触れた場所の感覚が二度と消えない、といっているのか。

もしくは、一度消えた真実があったのか…。

解釈の仕方によっては一度別れた女性、結ばれなかった女性だったとも考察出来ます。

離れてもお互いを愛していたのかもしれません。

再び巡り会う為の鐘ともとれる表現です。

シンデレラのように消えてしまった彼女なら、今彼は最愛の彼女を探し求めているのでしょう。

ちなみにミモザには「秘めた愛」という意味もあるのだとか…。

最愛の女性は、かつて手の届かない人だったのかもしれません。

深く考察すればするほど、歌詞の捉え方に幅が出てくるようです。

歌詞の捉え方で、曲のイメージが大きく変わってきます。

必ず愛を掴む

終わることなんてない

ミモザの花の季節を いつしか時が追い越しても
ふたり巡り会えたら ただ真直ぐに運命を迎えに行くだけ

出典: ミモザ/作詞:安岡優 作曲:黒沢薫、佐々木真理

「花」に例えているわけですから、やがて枯れて終わりがくるのでは…?

こういった疑問が出る前に、この歌詞は解決してくれていますね。

二人でいることで、進むべき道はすでにできているから。

本来であればただ待つだけの「運命」というものを、逆に迎えに行こう

そして、望むような最高の未来をともに手に入れよう。

二人で極上の人生を謳歌しませんか?

プロポーズにも使えそうな詩的な表現になっていますね。

ミモザが枯れても彼女を探す

もし彼女を求める男性の心境を表現しているのなら…。

時間がどれだけ過ぎても彼女を迎えにいくと聴き取れます。

いつか彼女と再び巡り会えたなら、もう迷うことはないのでしょう。

ただ彼女を連れて来るだけです。

ガラスの靴で
忘れられない あの日の君が
連れてゆくよ君がいれば
きっと最後の恋さ
忘れられない あの日の君が
ミモザ 金色の甘いキスを
見つめるだけで 恋に落ちてた

出典: ミモザ/作詞:安岡優 作曲:黒沢薫、佐々木真理

ガラスの靴はとても美しいものですが、同時に儚いものでもあります。

この歌は甘く愛に満ちた歌詞なのに、どこかで切なさを感じるのはそんな儚さも含まれているからでしょう。

どこかでシンデレラの物語とリンクするような、メルヘンさも感じさせる曲ではないでしょうか。

ゴスペラーズは同歌詞を繰り返す曲が多いですが、彼らの歌声は聴く者を曲の中に吸い込んでいくようです。

この曲の響き方は、ひとりひとり違っているかもしれません。

だからこそ、心に響くラブソングなのでしょう。

じっくり聴くほど深い愛

いかがだったでしょうか。

ゴスペラーズ20周年記念アルバム「G20」にもバッチリ収録されている本曲。

「ミモザ」がゴスペラーズを代表するラブバラードソングと言われるのも納得がいきますね。

読み解くほどに深い愛情を感じられる、最愛の女性へと綴られた言葉の数々。

それに美しさ旋律と甘い歌声も相まって完成されたマスターピースを紹介させていただきました。

この記事によって少しでも「ミモザ」への理解や共感を得ていただけると幸いでございます。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!

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