「混じり気のない本物」であるエンタテイメント
「24karats TRIBE OF GOLD」は、EXILEと三代目J Soul Brothersの初コラボレーション楽曲。
前2作にも参加したDOBERMAN INCの刻む激しいリリックと、6人のヴォーカリストによって折なされる美しくも気高いメロディー、そして躍動感溢れる圧倒的なパフォーマンス。
その全てが絡み合って、エンタテイメント集団の実力を見せつける、密度の濃い楽曲に仕上がっています。
「24karats」シリーズの集大成
今作は、2007年にリリースされた「24karats」を皮切りに、2010年リリースの「24karats STAY GOLD」に続く、「24karats」シリーズ3部作の完結編でもあります。
「24karats」シリーズはその言葉通り、「混じり気のない本物」をテーマとして掲げて進化を遂げてきました。
混じりけない本物 眩しすぎるほどに行くぜ Rock the 24
輝き増す本物 Everyday Everytime 本気で Rock the Gold
混じりけない本物 眩しすぎるほどに行くぜ Rock the audience
輝き増す本物 Everyday Everytime 俺らは Rock star life yeah
Rock the real…
出典: 24karats TRIBE OF GOLD/作詞:STY,P-CHO,GS,KUBO-C,Tomogen 作曲:STY
冒頭のMCにもそのテーマは、随所にちりばめられています。
24金を意味する「24karats」は純度100%の金。
「混じり気のない本物」として、いつでもどんなときでも眩しいほどに輝きながら、これからも突き進んでいくという意思。
そしてただ輝き続けるだけでなく、さらにその輝きを磨いていくという彼らの本物であり続けるための宣言として受け取れます。
耳にダイレクトに語りかけてくる言葉は、エンタテイメント集団としての本気度の証明でもあるのです。
「継承」されていく「一族の意思」
「同志」から「一族」へ
「EXILE TRIBE」とは2012年のツアータイトルとしても銘打った言葉で、「一族」の意味。
彼らはただ仲間であるというだけでなく、同じ志を持つ「同志」として高めあってきました。
そのステージは「同志」から「一族」へさらに昇華し、彼らの「絆」も一層深まった印象を受けます。
MVからもその意思は感じることができます。
登場シーンから息もつかせぬ華麗なバトンタッチを経て、互いに融合しながら、さらに熱を帯びていきます。
終盤のメンバー全員が一体となって繰り広げられるパフォーマンスは、まさに圧巻。
近年あまり目にすることのない、ギラギラした男臭さすら感じられます。
次の世代へ「受け継ぐ」こと
同じ DNA 分かつ我らから放つ POWER
次の GENERATION に繋いでいく
出典: 24karats TRIBE OF GOLD/作詞:STY,P-CHO,GS,KUBO-C,Tomogen 作曲:STY
HERE WE COME BACK AGAIN 絶えず継承してく伝説・蘇らす輝き
色褪させない強い力をこの手に その志が歴史になるから
姿形変わったとして
常に光り続ける 輝きはその胸にあるはず
もっと速く脈打つ HEARTBEAT
出典: 24karats TRIBE OF GOLD/作詞:STY,P-CHO,GS,KUBO-C,Tomogen 作曲:STY
歴史は変わることのない事実であり、それは時が経っても不変のものであり続けます。
築き上げてきた伝説を過去のものにするのではなく、継承することでさらに輝かせる。
そうすることで自分自身もまた、輝き続けていけるのです。
自分たちが強い信念をもって活動してきたことを、次の世代にも受け継ぐことの重要さも意味しています。
まさに線形をなすレーザービームの様に光る
ダイレクトに誇り高く放つ光 24karats
この TRIBE 一人ひとつの真実を口に叫べ OH! ( OH! )
I WANNA HEAR YOU SAY OH! ( OH! )
混じりけない GOLD 紛れも無い SOUL
WE’RE GONNA TAKE YOU HIGHER AND HIGHER
出典: 24karats TRIBE OF GOLD/作詞:STY,P-CHO,GS,KUBO-C,Tomogen 作曲:STY
繰り返されるこのフレーズは、言葉の厚みと強さを増していきます。
この楽曲に何度でも聞き返したくなる中毒性があるのは、歌詞に確固たる意志を感じることができるからではないでしょうか。