過激なパフォーマンスでファンを魅了する、神聖かまってちゃん
「神聖かまってちゃん」と聞いてまず思い浮かぶのは、時には破天荒ともされる、過激なライブパフォーマンスでしょう。
地上波では放送できないようなパフォーマンスをネット配信によって可能にし、多方面から注目を集めてきました。
その言動に目が行きがちな神聖かまってちゃんですが、高い音楽性を兼ね備えたバンドでもあります。
美しいメロディーラインと、言葉にできないような、どうしようもない感情を描いた歌詞で、ファンのみならず多くのアーティストからも支持を集めています。
今回は、そんな神聖かまってちゃんについて、デビューに至る経歴や、彼らの代表曲である「ズッ友」のMV、歌詞について紹介していきます。
神聖かまってちゃんの経歴
結成のきっかけは同級生つながり?
バンドのギター・ボーカルを務めるの子、キーボード担当のmono、ベース・コーラス担当のちばぎん、そしてドラムス担当、紅一点のみさこ。
神聖かまってちゃんは現在、上記のメンバーで活動しています。
実は、の子、mono、ちばぎんの3人は、同じ幼稚園の同級生だったのです。
幼稚園時代は、の子とちばぎんは同じクラスでしたが、monoは違うクラス。
小学校に進学してからmonoとちばぎんは親しくなりましたが、の子は途中で転校してしまったので、3人が直接関わることはありませんでした。
しかし、この頃の同級生だった関係が、後のバンド結成に影響してきます。
紆余曲折を経て、神聖かまってちゃんが誕生
高校に進学すると、メンバーのmonoとの子は再会を果たします。
しかしその後、の子は高校を中退。
一方で、monoとちばぎんはバンドを組み、演奏を行うなどしていました。
時を同じくして、の子は独学で音楽理論を勉強するなど、フリーターをしながら本格的に音楽活動を開始。
それぞれバラバラに活動していた3人でしたが、2004年頃にの子とmonoがバンドを結成すると、2006年頃にちばぎんが加わり、前身バンドとなる「うそっぴょん」が結成されました。
同級生で互いに顔見知り、という接点から、バンドを組むに至ったのです。
その後、2008年に当時OLだったみさこがドラム担当として加入したことで、神聖かまってちゃんが誕生しました。
ネット配信から始まり、一躍注目を集める存在に
晴れてメンバーが揃った神聖かまってちゃんでしたが、当初は誰にも認知されていないような、アマチュアバンドに過ぎませんでした。
彼らが注目を集めるキッカケとなったのが、ネットを用いたライブ配信です。
ここでの過激な言動が話題を呼び、徐々にその存在が知れ渡っていきます。
すると、「ロックンロールは鳴り止まないっ」の発表により、一気に知名度がアップ。
神聖かまってちゃんの代表作「ズッ友」について
2014年に発表された「ズッ友」
「ロックンロールは鳴り止まないっ」発表後も、「22歳の夏休み」や「フロントメモリー」など次々に話題曲をリリースしていった、神聖かまってちゃん。
社会に対するアンチテーゼとしての立ち位置を確立していた彼らが2014年に発表した楽曲が、「ズッ友」です。
「自己の芽生え」や「トランスジェンダー」を扱ったこの楽曲は、配信されるや否や大きな話題を呼び、You Tubeでも高い再生回数を誇る、彼らの代表作となりました。