Mr.Children「here comes my love」

A post shared by *さおり* (@saaaoooriiin) on


3年8ヶ月ぶりの配信限定シングル

Mr.Childrenからニューシングル「here comes my love」が配信限定でリリースされました。

配信されたのは2018年1月19日で、「放たれる」以来3年8ヶ月ぶりの配信シングルとなりました。

18thアルバム「REFLECTION」以降に発表した曲は、今回の曲で6作品目となります。

桜井和寿さんはアルバム発表以降多くのデモを作っていたようで、そのデモから生まれた作品になっています。

ドラマ主題歌

【here comes my love/Mr.Children】解禁直後の短編映像の物語歌詞を解釈!の画像

「here comes my love」は、ドラマ「隣の家族は青く見える」主題歌として書き下ろされました。

深田恭子さんが主演で、集合住宅が舞台となったヒューマンドラマになっています。

楽曲の物語に自分を重ね、共感できるように作られたそうで、普遍的な歌詞となっています。

ショートフィルム「here comes my love」

難聴を抱えた男性と、心を閉ざした女性の物語

【here comes my love/Mr.Children】解禁直後の短編映像の物語歌詞を解釈!の画像

「here comes my love」はショートフィルムが制作されました。

ショートフィルムといっても10分程度なので、少し長いMV程度に思っていましたが、映画を1本作れるのではないかと思うくらい壮大で、美しい作品になっていました。

先天性の難聴を抱えた男性と、心を閉ざした女性の物語で、小学生時代から老後まで男性の一生がショートフィルムになっています。

「here comes my love」の特設サイトも設けられ、特設サイトからはこのショートフィルムのシナリオを読むことが出来ます。

 一度ショートフィルムを最後まで観ても理解できないシーンもあると思うので、シナリオもお読み頂ければと思います。

Mr.Children、here comes my love 2018年1月19日発売決定!

歌詞解釈

ショートフィルムにもドラマにもマッチした歌詞

【here comes my love/Mr.Children】解禁直後の短編映像の物語歌詞を解釈!の画像

破り捨てようかな
いやはじめから なかったものって思おうかな?
拾い集めた淡い希望も
一度ゴミ箱に捨て

出典: here comes my love/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

ショートフィルムの中では1番の歌詞はほとんど出てきません。

ですが、”破り捨てた”という歌詞のシーンで山のように積まれた手紙が出てくるので、破り捨ててしまうのかと連想してしまいます。

ドラマに書き下ろされた楽曲ですが、ショートフィルムの制作を考えていて、両方に合った楽曲をイメージして作ったのかもしれません。

もう会えなくなった人に対して書く手紙は届かず、意味が無いことかもしれません。

彼女は最初から存在しなかったと考える方が楽になるかもしれません。

薄い希望はゴミ箱に捨ててしまえばいいのです。

飲み込んでおくれ
巨大な鯨のように
あぁ僕は彷徨うピノキオの気分だ
何かが僕を変えるはずさって
夢見て暮らしている

出典: here comes my love/作詞:桜井和寿 作曲:桜井和寿

そのまま大きな鯨に食べられるように消えてしまえば楽なのです。

思うようにいかない人生は、神様の類の何かが作り出したもので、操り人形のようなものです。

だから運命とか、奇跡とか、そのような言葉に縋り、何か変わると呆け暮らしているのです。