ガングロギャル「はるちゅら」の実体験をドキュメント化したMVにも注目

この曲のMVでは、福岡県に住むガングロギャルの「はるちゅら」さんが出演しています。

はるちゅらさんは強め黒肌ギャルユニット「Black Diamond(ブラックダイヤモンド)」の 九州・沖縄統括エリアリーダーとして活動中。

一見、バラードの曲とは釣り合わなそうなギャルである彼女が なぜ出演しているのか気になりますよね。

はるちゅらさんはガングロギャルとして派手なメイク、服装で クラブでワイワイ盛り上がるような一面がありながらも

障害者介護に携わる介護士として働いています。

このMVを通してそんな彼女の日常を目にすることで 彼女の心をつくっているものが見えてくるかもしれません。

「僕の心をつくってよ」の歌詞の意味と歌詞に込められた想いとは?

平井堅の注目バラード「僕の心をつくってよ」の歌詞に込められた想いとは?の画像

いつもいつもここじゃない気がして 遠い空に憧れた
まっすぐな君を見て 小さな僕を知った

出典: 僕の心をつくってよ/作詞:平井堅 作曲:平井堅

歌い出しの”いつもいつもここじゃない気がして・・・”というフレーズからは

この歌の主人公である「僕」がまだ自分がどんな人間なのかを 自分自身がわからずにさまよっている状況が想像されます。

ここで登場する「君」というのは主人公の「僕」とは 友人関係に近い存在でしょうか?

曲をドラえもんの映画にとたとえれば「僕」が「のび太」で 「君」がドラえもんに当てはまると思います。

MVにたとえれば僕が「はるちゅら」さんで、君が「介護を受けている人」ですかね。

そう考えると登場人物が特定されている曲ではないのかもしれません。

誰といても僕じゃない気がして 誰かの後ろを見てた
隠れても隠れても 君だけは僕を見つけてくれた

出典: 僕の心をつくってよ/作詞:平井堅 作曲:平井堅

「君」という存在が「僕」にとって特別であることがわかりますね。

自分らしさを出せない主人公はだんだんふさぎ込むように なっていくのですが、

”君だけは僕を見つけてくれた・・・”というフレーズからは

自分がそんな状態でも「君」だけは本当の自分と 向き合ってくれたという意味として受け取ることができます。

平井堅の注目バラード「僕の心をつくってよ」の歌詞に込められた想いとは?の画像

傷つく一緒と 傷つかないひとり
君となら 傷ついてもいいかな

出典: 僕の心をつくってよ/作詞:平井堅 作曲:平井堅

「傷つく」というのは物理的な怪我を負うというよりも、 どちらかというと精神的な傷に近いものかもしれません。

例えば、学校で先生に怒られることを「傷つく」という表現に 当てはめて考えることができますね。

ひとりぼっちで先生にも怒られない、 それなら君と一緒に先生に怒られるほうがいい、といった感覚に近いと思います。

主人公はそのほうが自分らしくいられると感じているのでしょう。

ねぇ 君のずるさを晒してよ
ねぇ 僕のダメさを叱ってよ
これからも この先も 僕の心をつくってよ

出典: 僕の心をつくってよ/作詞:平井堅 作曲:平井堅

ここでサビに入り、主人公の「僕」が「君」に 話しかけるような歌詞になっています。

”僕の心をつくってよ”と聞くとまるで心のない ロボットをイメージしてしまいそうになりますが

”心をつくる”というのは心を持たないロボットとは違い、 ”新たな自分の発見”という意味に受け取ることができるのではないでしょうか。

人はひとりでは生けていけないという言葉を 誰もが一度は聞いたことがあると思いますが、

それと一緒で自分ひとりでは、 自分自身がどんな心をもっているのかさえわかりません。

心をつくるためには相手を知り、自分も知らないといけない。

この曲のサビにはそんな意味が込められているように感じられます。

平井堅の注目バラード「僕の心をつくってよ」の歌詞に込められた想いとは?の画像

ねぇ 君が笑うと弾むんだ
ねぇ 君が泣いたら痛いんだ
君だけが 君だけが 僕の心をつくるんだ

出典: 僕の心をつくってよ/作詞:平井堅 作曲:平井堅

「○○が○○だから○○になる」 より具体的に「僕」が「君」に望むものが見えてきます。

”君だけ”と歌われているのは「僕」にとって「君」が 特別な存在であることを示しています。

家族、友人、恋人、誰にでもあてはめることができますね。

逆に考えると自分の心をつくってくれる人は 自分にとって特別な存在として考えることができる気がします。

たとえ君がここじゃない気がして 他の空を選んでも
ポケットに忍び込み 同じ青をずっと見上げていたい

出典: 僕の心をつくってよ/作詞:平井堅 作曲:平井堅

”他の空を選んでも”というフレーズの表現は”別の道を選んでも” という意味合いとして受け取ることができると思います。

一言では言い表すのが難しい言葉ではありますが、 趣味、進路、仕事などにも当てはめることができると思います。

”ポケットに忍び込み・・・”のフレーズは 僕も一緒に同じ道を進むというよりは

そこで見える世界を僕も一緒に見たいという ニュアンスの意味に受け取れると思います。

平井堅の注目バラード「僕の心をつくってよ」の歌詞に込められた想いとは?の画像