レスポールのビンテージの中にはもともとチェリーサンバーストだったものがラッカー塗装の劣化によりシースルーイエローの様になってしまったものがあります。
そのようなカラーリングはレモンドロップと呼ばれ、綺麗に塗装が落ちたものはかえって好まれることがあります。
そのレモンドロップを模したモデルがこちらです。
ボディーカラーに合わせてエスカッションもアイボリーに変更されている他、ボディー厚がチェリーサンバーストよりも厚くなっています。
くじら(シャチ)
アルバム「Ja,Zoo」で使用されたBurny H Custom。
このギターには、コリーナという希少な木材が使われています。
PATAさんが所有するギブソンのエクスプローラーをHIDEさんが弾いたら音が素晴らしかったので同じ木材でオーダーしたそうです。
「くじら」という名称はHIDEさんの勘違いから生まれた呼び名で、そもそもは「シャチ」と呼ばれています。
クリスタル系
アクリルを削り出して作られた美しいモデル。
当然重量も重いせいか、ライブでも1〜2曲だけということが多く、テレビで使用されることもありました。
最初の1本は、テレビの収録で落下し破損してしまいました。
HIDEさんは、「わざとじゃないよ」となんども弁明していたそうです。手間もかかるし価格も高価そうですね。
グリーンのモデルを「ゼリー」、パープルを「暴走族」と呼んでいました。
パープルが暴走族って何か微笑ましいです。
スタジオで使用
59年製レスポールスタンダード
MOTLEY CRUEのMick Marsが所有していた経歴があるという59年製のレスポールスタンダード。
PATAさんが所有するレスポールとは、シリアルナンバーが2番違いで「90297」ということです。
ライブでは1度だけ使用されただけですが、レコーディングでは毎回活躍していたそうです。
チェリーサンバースト以降のMGにもこのギターのスペックが反映されていることを考えると、HIDEさんはこのギターの音が相当気に入っていたのでしょう。
この大変貴重なビンテージギターにもステッカーを貼ってPATAさんに怒られたという逸話が残っています。
滅多に怒らないPATAさんもこの時は本気だったとか。
HIDEさんにするとルックスが物足りなかったのかも知れないですね。
でもステッカーは貼らなくて正解な気がします。
マーティンD−18
HIDEさんによると、「自分はアコギがもっとも似合わないギタリスト」と笑っていましたがこのギターは自宅での曲作りから、レコーディングまで活躍し、HIDEさんにとって最も身近なギターの1本です。
マーチンの中ではD−28が最もメジャーなモデルです。
D-28とD-18の主な違いはボディーの材質です。
D-28がローズウッド、D-18がマホガニーとのことです。
D-18は人気ではD-28に及びませんが「D−18こそ本当のマーティン」と言い切る人もいます。
どちらがいい悪いというのではなく、D-18の方がシブい感じのアコギではないかと。
やっぱりHIDEさん、似合わないとかいいながらしっかり通好みなところがいいですね。
このギターは、「天国でもギターが弾けるように」とHIDEさんと共に燃やされました。
さいごに
MG-Xは、細く仕様が変更されており、サウンド面でのこだわりが反映されています。
また、レコーディングではレスポールがかなり活躍しているというところも興味深いですね。
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