THE BLUE HEARTSとは
THE BLUE HEARTSとは「リンダリンダ」「TRAIN-TRAIN」「情熱の薔薇」などを生み出し、1980年代後半から1990年代前半にかけて活動し1995年に解散した伝説的パンクバンドです。
3コード、4コードのシンプルなコード進行で歌やライブパフォーマンスなど海外のパンクの影響を受けつつ、日本のパンクを確立したといっても言い過ぎではないと思います。
ボーカルの甲本ヒロトとギターの真島昌利はTHE BLUE HEARTS解散後もTHE HIGH-LOWSやザ・クロマニヨンズとしてともにバンドを続けています。
今回はまずパンクの歴史について語ります。
パンク・ミュージック
ラモーンズやセックス・ピストルズ、クラッシュ、ダムドなどによって1970年代後半に生まれた音楽。
高価な機材を使用し、テクニックを重要視したハードロックなどに対して、シンプルなロックンロールへの回帰とアップテンポで攻撃的なサウンドが特徴です。
日本でもインディーズシーンの中にパンクロックは存在しましたが、大きく一般的にパンクミュージックが認知されるようになったのは、なんといってもTHE BLUE HEARTSの影響と言っていいと思います。
THE Ramones
SEX PISTOLS
同じく1970年代後半に、イングランドで結成されたパンクロックバンドです。
パンクミュージックは若者の衝動の音楽でもあったと思います。
THE BLUE HEARTSのパンク
THE BLUE HEARTSの音楽は、パンクロックを基調としながらも、シンプルでストレートに響く日本語詩が素晴らしく若者を中心に圧倒的支持を集めました。
日本には何度かバンドブームがありますが、THE BLUE HEARTSなどによっておきたバンドブームによって、日本の音楽は歌謡曲的なものから大きく変貌したと言ってもいいかもしれません。
「人にやさしく」は「がんばれのうた」というタイトルだった
ボーカルの甲本ヒロトがブルーハーツ以前に組んでいたザ・コーツというバンド時代の解散前に「がんばれのうた」として「人にやさしく」は生まれていました。
その音楽を聴いたギターの真島が衝撃を受けて、甲本にバンドを組もうと言ったことがTHE BLUE HEARTSのはじまりだったと言われています。