また、重圧や責任を負うことは、それだけ手を伸ばせる範囲が広がるということでもあります。

例えば、仕事に行ってお金を稼いだら買いたいものが買えるということ。

その「自由」は、仕事という「責任」を負ったからこそ手に入れられるものです。

それを辛いものととらえるか、機会ととらえるか。

それは個人の経験や考え方によるでしょう。

けれど、「守りたいもの」のためならば責任を負ってもいいと考えられるものではないでしょうか。

その「守りたいもの」は人それぞれ違います。

例えば家族や友人だったり、暮らしやライフワークだったり、経験や誇りだったり。

何にせよ、自分にとってそれが何なのかがはっきりしていれば大丈夫。

それを守るためにどうすべきかも自ずと見えてきます。

素敵な「オトナ」になれるように

そして恐らく「守りたいもの」は、年齢を重ねるほどに出会う確率や量が多くなるはずです。

何せ、人生のどこで出会うか、大切だと思うようになるかはわからないのですから。

だからこそ、人生に対して「攻め」の姿勢でいること。

年齢をネガティブに捉えすぎず、その時の自分で勝負していくこと。

それが、素敵な「オトナ」である条件なのかもしれません。

楽曲やパフォーマンスを通して、それを伝え続けてくれる「オトナ」がいるということ。

それはきっと将来への希望になるのではないでしょうか。

同じような「大人」世代にも、そして若い人たちにとっても、です。

そしてその希望がきっと、次の新たな「オトナ」を生み出す大きな力になるのでしょう。

これからも「オトナ」のロックを

かつては若者の反抗の象徴だったロックンロール。

けれど、生きていればミュージシャン達も歳を重ねていきます。

それでも、凝り固まった「大人」ではなく、大事なものを大切にしながら「オトナ」になる。

怒髪天がそんなミュージシャンであるからこそ、長い間たくさんの人に「愛され」てきたのでしょう。

そして「オトナ」である限り、これからもずっと。

このトリビュートに参加したミュージシャンは誰も、そんな「オトナ」ばかり。

ラインナップを見ながら、ぜひ他のアーティストの「オトナ」の魅力も味わってみてください。

結成から30年を超え、今なお精力的に活動を続けるフラワーカンパニーズ、通称フラカン。彼らの代名詞ともいうべきこの曲が人々の胸を打つ理由に迫ります。

震災の経験から書かれた歌詞が胸を突く「満月の夕」。二つの物語が一つになったこの曲の、いつの世の人の心にも響く所以を読み解きます。

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