アルバム「ずっと前から好きでした。」の収録曲
いま学生を中心に大人気の音楽クリエイターユニット、HoneyWorks。
通称「ハニワ」の愛称で親しまれています。
そんなHoneyWorksが初期の頃に制作した楽曲「病名恋ワズライ feat.GUMI」について今回紹介します。
この楽曲を歌っているのは人間ではなく、ボーカロイドのGUMI。
最近では歌手のCHiCOさんに歌を担当してもらうことが多いですが、初期はボカロメインだったんです。
この楽曲は「ずっと前から好きでした。」というアルバムの中に収録されています。
このアルバムはHoneyWorksのメジャーデビューアルバムでもあり、ハニワの人気曲が詰まっている一枚です。
「HoneyWorksの曲をおさらいしたい」って人はぜひアルバムごと聴いてみてはいかがでしょうか。
歌詞の内容をそのまま映像化したMVがカワイイ!
HoneyWorksの魅力のひとつとしてよく挙げられるのが、クオリティの高いMVです。
HoneyWorksのMVでは、基本的にオリジナルのイラストが用いられています。
そして、歌詞の世界観にぴったりマッチしたドキドキするような物語が展開されているのです。
この「病名恋ワズライ feat.GUMI」のMVも例外ではありません。
HoneyWorksの公式オリジナルキャラクターである榎本夏樹と瀬戸口優の物語が展開されています。
優に片想いをしている主人公の夏樹。
そんな夏樹の少しぶきっちょだけど健気な行動が見どころの映像作品となっています。
例えば「隣に居たくなんの季節のせいだよ」の歌詞の部分。
ここでは寒さをこらえながら優を校門で待ち伏せする夏樹が描かれています。
他にも「キミが誰かに褒められてる」の部分では、優のことを褒める女子たちが登場。
その女子たちの話を聞いた夏樹はちょっぴり嬉しそうな表情を見せます。
でも、その後でちょっぴり複雑そうな顔も見せちゃったりしてるんです。
まさに歌詞の内容にぴったりな映像作品といえるでしょう。
後述する歌詞の解説でもこのMVの内容は深く関わってくるので、ぜひチェックしてみてください!
テーマは恋煩い!ドキドキな歌詞の意味を徹底解説!
この楽曲の歌詞のテーマは恋煩いです。
学生時代に恋煩いをしたことがある女の子なら思わず共感してしまう内容がたくさん詰め込まれています。
学生じゃなくても、現在進行形で片想いや恋煩いをしている人ならきっと気持ちが盛り上がること間違いなしです。
彼のことが好きすぎて苦しい。
でも、彼のことを好きになれて良かった。
そんな甘くてほろ苦い想いについて描いた歌詞を詳しく紐解いてみましょう。
1番の歌詞
季節は秋!そして主人公は学生!
恋の教科書 恋の参考書
キミ対策できんなら読んでもいいよ
冬の香り高くなった空
隣に居たくなんの季節のせいだよ
出典: 病名恋ワズライ feat.GUMI/作詞:使徒・ゴム 作曲:使徒
「教科書」や「参考書」といった学生の必需品が歌詞に使われていますね。
これらのワードが入っているため「主人公は学生」と連想することができます。
学校の勉強やテスト対策はあまり進んでやりたくない。
でも、好きな男子のことを攻略できる方法だったら必死に勉強してでも習得したい。
そんな切実な想いが描かれています。
また「冬の香り高くなった空」とあるので、季節は秋であることが分かります。
しかも冬がわりと近くに迫ってきているようですね。
ということは11月あたりでしょうか。
だんだんと人肌が恋しくなる時期でもありますし、クリスマスも迫ってきています。
「季節のせいだよ」といっているのは、そのような背景があるからでしょう。
彼のことが好きだなんて口に出せない
頼んでないのに…意地悪だ
星降る夜に思い出しちゃう
誤魔化せないや
Love you? No!
口に出せるわけないじゃん?ないじゃん!
出典: 病名恋ワズライ feat.GUMI/作詞:使徒・ゴム 作曲:使徒
夜になると好きな人のことを思い出してしまって眠れない…。
そんな甘酸っぱい経験をしたことがある人はきっと多いはずです。
ここの部分では、恋煩いをしている自分にうんざりしている気持ちが描かれています。
「彼のことがやっぱり好きなのかな?(Love you?)」と自問自答してみる主人公。
心の中に浮かんだ答えは「No!」だったようです。
しかし、この「No!」という気持ちは照れ隠しで答えているように感じられます。
本当はきっと彼のことが好きなのでしょう。
でも恥ずかしくてそんなこと口に出せるわけがないと思っているから「No!」といってしまうのです。