はんぶんこして好きって重いもん
一人じゃ重くて持てませんのん
はんぶんこしてドキッて想いも
誰かと一緒じゃなりませんの
友達以上になっちゃいたいの
押しても引いてもなびきませんのん
例えば私好きになっちゃえば?
例題答えも簡単でしょ!ね?
恋って病なの
出典: 病名恋ワズライ feat.GUMI/作詞:使徒・ゴム 作曲:使徒
ここでは「好き」って気持ちが自分の中で大きくなりすぎている様子を描いているようです。
自分だけの中で「好き」って気持ちを抱えるのは重たすぎて疲れてしまう。
だから、大好きな彼と一緒にこの気持ちをはんぶんこできたらいいのに。
そんな切実だけど可愛らしい想いが綴られていますね。
そして後半で出てきている「例題答え」というワード。
冒頭で出てきた「教科書」や「参考書」と深く関わりのある言葉を使っていて面白いですね!
好きって気持ちを彼と共有して、友達以上の関係になることができたら、きっとこの恋煩いも治るのでしょう。
2番~ラストにかけての歌詞
キミ対策をする健気な主人公
恋の作戦 うまくいきません
キミ対策しちゃうんだ…呆れちゃうでしょ?
乙女心変わる秋の空
振り向かなきゃうんと後悔しちゃうんだから
出典: 病名恋ワズライ feat.GUMI/作詞:使徒・ゴム 作曲:使徒
この部分を先ほど紹介したMVで確認してみると、夏樹が優のためにお菓子らしきものを作っています。
バレンタインのチョコを作っているようにも見えますね。
ただ「秋の空」といっているので、やはり季節は秋ではないかと推測できます。
夏樹は作ったお菓子を可愛くラッピングして優に渡そうとしますが、どうやら上手くいかなかったようです。
「うまくいきません」という歌詞ともぴったりマッチしていますね。
彼を振り向かせるために一生懸命アタック(キミ対策)している姿が可愛らしいですね!
彼の評価が高いと自分も嬉しいけど…
キミが誰かに褒められてる
勝手に喜ぶ私ですが
その”誰か”はね…
女の子だと少し複雑なんです
出典: 病名恋ワズライ feat.GUMI/作詞:使徒・ゴム 作曲:使徒
好きな人が周りから高く評価されていると自分のことのように嬉しくなる。
これは恋愛真っ最中の人だったらあるあるな心境ですね。
でも誰が評価しているのかという点はとても重要。
特に、彼の身近にいる女の子たちが高く評価している場合は注意が必要です。
「彼はモテる」「彼は女の子の視線を集めやすい」という証拠ですからね。
だからこそ「少し複雑なんです」と歌っているのでしょう。
「好きって苦い」と思う理由とは
はんぶんこして好きって苦いもん
全部は苦くて飲めませんのん
はんぶんこしてドキって痛いの
薬は痛みに効きませんの
”好き”って二文字うばっちゃいたいの
特別他には望みませんのん
今日から私好きになっちゃえば?
妄想たまには必要でしょ!ね?
恋って病だよ
出典: 病名恋ワズライ feat.GUMI/作詞:使徒・ゴム 作曲:使徒
好きって気持ちを「苦い」と表現しているのがユニークですね!
「甘い」といった表現をすることはよくありますが、「苦い」ということは辛さを感じている証拠です。
恋煩いをしているからこそ、そのように感じてしまうのでしょう。
ちなみにこの「苦い」という言葉は、その後に出てくる「薬」という言葉とも引っ掛けているようですね。
「彼のことが好き」という気持ちで心がいっぱいになっている主人公。
それと同じように、彼の心も「自分(主人公)のことが好き」という気持ちで満たされてほしいと思っているようです。
「”好き”って二文字うばっちゃいたいの」という歌詞にはきっとそのような意味が込められているのでしょう。
人を好きになるほど辛い気持ちも味わう
片想いは楽しいって聞いたけどそんなの嘘
辛くて涙ばかりだ
でもね 好きって気づけた時は嬉しかったんだ
出典: 病名恋ワズライ feat.GUMI/作詞:使徒・ゴム 作曲:使徒
「恋をすると毎日が楽しくなる」なんて言葉を色んなところで目にします。
しかし、実際のところ"全てがバラ色"というわけにもいかないのです。
その人への想いが強くなるほど「もっと距離が縮まればいいのに」と悩みますしね。
きっとこの歌詞の主人公は、好きって気持ちが強すぎるせいで辛い気持ちになっているのだと推測できます。
でもだからといって好きになったことを後悔しているわけではないようです。
「好きって気づけた時は嬉しかった」といっているのがその証拠でしょう。
MVの内容も見ながら解釈!
はんぶんこして好きって重いもん
一人じゃ重くて持てませんのん
はんぶんこしてドキッて想いも
特別じゃなきゃ嫌だよ
友達以上になっちゃいたいの
押しても引いてもなびきませんのん
誰より私好きになっちゃえば?
理想の彼女なってみせるよ
恋って病なの
出典: 病名恋ワズライ feat.GUMI/作詞:使徒・ゴム 作曲:使徒
最後はサビメロを繰り返して歌が終わります。
歌詞の最後の方で「理想の彼女なってみせるよ」といっているのがとても健気ですね。
ここの部分をMVで確認してみると、ウエディングドレスとタキシードを着た夏樹と優が描かれています。
まだ付き合ってすらいないのに結婚まで考えてしまっているようですね。
あらゆることを妄想してしまうのも、恋煩いの症状のひとつといえるでしょう。
ちなみに、夏樹と優はこの後お付き合いをし最終的にめでたくゴールインするという設定がつけられています。
なので、二人の将来を描いているようにも受け取れますね。