【手紙。。feat.hiroko/九州男】別れてしまっても…相手を想う気持ちが切ない！歌詞の意味は？

この詩の部分の「夕闇」とは現実だと解釈します。

きっと若者は、思い通りにならない毎日をもがき苦しむ日々なのでしょう。

そんな時に思い出そうとするのです。

何を目標にしていたのか。

何を夢見て上京したのかと。

折れそうになる心の葛藤が見える部分です。

「元気だよ」って手紙を書きながら、若者は涙が出ます。

本当は元気ではないのに。

今すぐにでも地元に帰って、仲間に弱音を吐いてしまいたい。

心は昔の懐かしい場所に帰りたいのです。

「あなたに～」の最後の一行は手紙には書けない本心でしょう。

この強がりで一杯の手紙を読んで、本心に気付いて欲しいという気持ちが感じられます。

若者は現実に戻ります。

どんなに空想しても、今自分が置かれている状況は目の前の毎日です。

一時は弱気になる自分もいるが、やはり夢は捨てられない、捨てたくない。

時々思い出してしまう地元で別れた恋人とも、二度と会えない訳じゃない。

そう考えれば明日からまた頑張れる。

そんな若者の覚悟が感じ取れる最後の一節です。

最後の『』の部分は手紙に書いたのでしょうか？

それとも書くのをためらったのでしょうか？

この部分は断定する事はできません。

きっとこの歌を歌った皆さんの解釈で良いのでしょう。

この歌は男女デュエットですが、ラブソングの様でそうではありません。

筆者は「若者」と例えましたが、この「若者」はこの歌の中に二人登場すると解釈しました。

それは、上京した若者男性Aと若者女性Bです。

男女デュエットの歌では珍しいパターンです。

甘ったるいだけのラブソングとはちょっとだけ違う、しかし恋心も織り込まれている、とても良く計算されたデュエット曲といえるでしょう。

どこにいても瞬時に繋がる事の出来る今の時代に、なぜ手紙なのでしょうか？

メールやラインでもいいじゃん！と思いますよね？

メールやラインだったらすぐに相手の反応も帰ってくるし、夜中だろうが朝方だろうがいつでも発信出来る。

でもそれじゃダメだったんですよね、きっと。

そんなにすぐ繋がれちゃったら、有難味がないんです。

手紙の様に時間をかけて届く、なんだったら返事も帰って来ないぐらいのやり取りじゃなきゃダメなんです。

地元の有難味、仲間や元恋人の有難味が軽い物になってしまうと、この九州男という男は考えるのでしょう。

親元を離れ上京したり、それこそこの歌に出てくる「若者」と同じように、夢を持って上京したアナタ。

いつもはメールやラインのやり取りをしているでしょうけれど、たまには「手紙」を書いてみてはいかがですか？

自分の本当の気持ちだけでなく、手紙を出した相手の反応も感じられるかもしれません。