バカ売れした曲
カーペンターズ史上No1!
「Yesterday Once More」は1973年に発表されました。
カーペンターズの楽曲の中でNo.1の売上を記録した曲です。
「Now&Then」というアルバムに収録されていますが、同アルバムはアメリカで200万枚売れています。
日本では60万枚セールスされました。
つまり、バカ売れした曲だったのです。
こんな逸話が…
リードボーカルであるカレンは天才的なドラマーでもありました。
「Yesterday Once More」では彼女がドラムを叩いています。
実はこの曲は前半部分を後から撮り直しているのです。
当時の技術ではテープを繋いで編集することしかできませんでした。
普通だったら繋げた部分がバレてしまうところです。
ですがカレンのドラムは繋ぎ目が分からないほど正確にリズムを刻んでいます。
演奏した本人さえどこで繋げたのかが分からないほど。
こんな逸話があるところもこの曲の魅力の一つです。
形は変われど音楽は人を幸せにする
When I was young I'd listen to the radio
Waitin' for my favorite songs
When they played I'd sing along, it made me smile
出典: Yesterday Once More/作詞:Richard Lynn Carpenter,John Bettis 作曲:Richard Lynn Carpenter,John Bettis
1番Aメロ和訳
子供の頃 ラジオを良く聴いていた
お気に入りの歌が流れるのを待ちながら
それが流れると一緒に歌って 笑顔になれた
1番Aメロ歌詞解釈
作詞をしたリチャードは1946年生まれです。
彼が子供の頃に聴いていたといえば、ラジオかレコード。
今のように聴きたい時にすぐ聴ける時代ではありません。
聴きたい曲があればレコードを購入するかラジオでかかるのを待つしかないのです。
でもどんな形であれ音楽は人を幸せにする力があります。
ワクワクしながらラジオで好きな歌が流れるのを待ち、一緒に歌う。
今は好きな時に好きな曲を聴けますが歌って楽しむのは同じでしょう。
音楽の楽しみ方は時代が変わっても不変です。
好きな音楽は色褪せない
Those were such happy times and not so long ago
How I wondered where they'd gone
But they're back again just like a long lost friend
All the songs I loved so well
出典: Yesterday Once More/作詞:Richard Lynn Carpenter,John Bettis 作曲:Richard Lynn Carpenter,John Bettis
1番Bメロ和訳
そのハッピーな時間を過ごしたのは そんなに遠い昔のことじゃないのに
好きな歌たちはどこに行ってしまったのだろうと不思議に思う
でも長い間会わなかった友人のように再び戻ってきてくれた
全ての曲をとても愛している
1番Bメロ歌詞解釈
子供の頃に聴いていた歌って大人になると聴かなくなることがあります。
ふとした瞬間「あ!あの歌久しぶりに聴きたい」と思い立ち、懐かしさに浸る…。
すると当時の記憶が蘇ります。
音楽は記憶と共に体に刻まれているもの。
つまり、自分の一部でもあるわけで…。
音楽を聴いた時に思い出す幸せな日々のことは紛れもない「輝く思い出」です。