夢を追いかけるって素晴らしい
夢を追いかける人に希望の光を見せてくれる『オレンジバタフライ』。
大城美友さんのメジャーデビューミニアルバム『MI-POSITION』に収録されています。
デビューを飾るのにふさわしい、爽やかで壮大なこの曲。
大城さんの人生観やアーティストとしての思想が垣間見える歌詞となっています。
彼女がどんな想いで、今まで夢を追ってきたのか。
そして、これからどんな旅を続けていくのか。
夢や目標に向かって頑張っている人に、ぜひ聴いてもらいたい1曲です。
夕日が羽のよう
MVにはタイトルの『オレンジバタフライ』を表現するように、美しい夕焼けが映っています。
オレンジ色の光のなか両手を広げて歌う大城さんは、今まさに夢に向かって飛び立とうとしているのでしょう。
夕日の反射が、大城さんの背中に生えた羽のようにも見えますね。
憧れを持ち続ける限り、どこまでも高みを目指して飛んでいける。
美しい夕焼けと大城さんの堂々とした姿が、それを教えてくれているようです。
夢が持っている苦しみと喜び
飛び方が分からず、地面に這いつくばっていた過去の自分。
夢に近づいた今だからこそ、過去の自分を冷静に振り返ることができます。
もし、もがき苦しんでいた過去の自分に会えるなら、どんな言葉をかけるでしょう?
夢を追いかけること。夢に近づくこと。
それがどういう苦しみと喜びを持っているか、教えてくれる歌詞です。
苦しい時間から抜け出した
くすぶった半端なこころが
生まれたがって疼いている
膝を抱えてばかりの時間(とき)に
どんな言葉をかけようか?
出典: オレンジバタフライ/作詞:矢野まき・大城美友 作曲:矢野まき
前に進むことも、後戻りすることもできない。
夢を追いかけていると、必ず停滞する時間が訪れます。
どこへも行けず、何もできない。
そんな時は、どうすればいいのか?
きっと夢を叶えたとしても、その答えだけは見つけられないでしょう。
どうしようもならない時というのは、耐えるしかありません。
我慢して、じっとチャンスを待つ。
それはとても辛く、苦しい時間だと思います。
そんな想いをしていた過去の自分に、今なら何か言葉をかけてあげられるかもしれない。
この歌詞のとき曲中の「私」は、苦しい時間から抜け出せた後のようですね。
無駄なことなど何もない
大丈夫 この涙はきっと
私を強く逞しくしてくれるはず
出典: オレンジバタフライ/作詞:矢野まき・大城美友 作曲:矢野まき
何もできず、ただただ苦しんでいた過去の自分に、言ってあげたい言葉。
それがここの歌詞で歌われています。
流した涙も、消えない後悔も、すべて無駄にはならない。
苦しみを乗り越えて、私は強く生まれ変わりました。
夢を追いかけるということは、自分を成長させることに繋がります。
無傷なまま、夢を叶えることは誰にもできない。
みんな傷つき苦しみながら、必死になって夢を追いかけているのでしょう。
それは、夢に1歩近づいた今だから分かること。
苦しんでいる最中は、なかなかそのことに気づけません。
だからこそ私は過去の自分に「大丈夫」と声をかけてあげたいのだと思います。
憧れは遠くで輝いている
夢を追いかける姿は、空を見上げる姿に似ているのかもしれません。
憧れは遠く、手を伸ばしても届かない。
しかし、確かに目に見える場所にあります。
消えることのない輝き。
それが見えている限り、何度でも夢に向かって手を伸ばすでしょう。
見上げるばかりだった空を羽ばたける日が、いつか訪れると良いですね。