切なさが溢れる
劇団EXILEの俳優なんですよ、『青柳翔』。
この『泣いたロザリオ』はファーストシングルです。
歌も出しちゃったんですね。
俳優さんなんで、MVのクオリティが高い!
その歌唱力に加えて、雰囲気出まくりです!
ずるくないですか?
元々この方は歌手志望だったんですよね。
歌はうまいわ、演技も出来るわでこのMVは2度オイシイじゃないですか。
演技とかじゃなく、もはや「表情」で魅せてくれてます。
普通のアーティストは当然の事ながら俳優さんではないので、ちょっと無理しちゃって「照れ」とかが見え隠れしてしまうものですが、『青柳翔』は違う!
なんと自然!
はっ!また興奮してしまいました。
『泣いたロザリオ』
僕が選ぶのは
最初からわかってたんだろう?
約束なんてできないことを
錆びついている理想(ゆめ)ばっか見て
生きてきたんだ それが僕なんだ
今更どうやって 君を抱きしめるのか
わからない 愛してる 愛してるけど
出典: 泣いたロザリオ/作詞:小竹正人 作曲:堂野晶敬
自分を愛してくれている女性に向けた愛の歌です。
主人公は何を追いかけているのでしょう?
愛している女性を置き去りに、自分だけ前に進んで行こうとしています。
男性にとっては今大事なのは、手を伸ばせば届く所にいる、目の前の愛する女性より、どれだけ手を伸ばしても手の届かない「夢」。
馬鹿な男です。
男性は自分にブレーキをかけます。
君を愛する資格なんて僕にはないんだよ。
「夢」を優先する
もう僕を許さないで
どうしようもないヤツだと
忘れてくれればいいよ
So long 君が欲しがっていた
安らぎなんてやつは 何一つ
あげられない 永遠に
出典: 泣いたロザリオ/作詞:小竹正人 作曲:堂野晶敬
主人公は、女性が何を望んでいるか知っています。
知っているのに手を差し伸べる事ができません。
それよりも自分の「夢」を優先しているから。
両方手に入れようとは思っていません。
じゃあどちらを捨てるのか。
答えは「愛する女性」です。
僕なんか待ってなくていい。
君が泣いているのは僕のせい
胸に架けた十字架(ロザリオ)指で
なぞりながら 泣いてる君
そんな顔をさせてごめん
これ以上 そう 悲しませたくない
未来捜すふりして 今に溺れてたよ
涙より微笑みが 君には似合うのに
出典: 泣いたロザリオ/作詞:小竹正人 作曲:堂野晶敬
僕が君を泣かせているんだよな。
全部僕のせいなんだ。
目の前で涙を流す彼女を見て、同時に自分も苦しみます。
そして自分を責めるのです。
でも今の僕ができるのは、君のそばにいてあげる事じゃない。
この場から立ち去って、早く君の目の前から消えてあげる事。
そうすれば、一日でも早く僕の事なんか忘れられるだろ。
苦しむ日々から解放されるだろ。
悲しい選択です。
もう 僕を傷つけてよ
思い出さえ捨てていいよ
追いかけなくてもいいよ
So long 責めるだけ責めたら
出逢ったあの日みたいに
笑ってよ
明日からは お願いさ
出典: 泣いたロザリオ/作詞:小竹正人 作曲:堂野晶敬
いっその事、今までの恨みつらみ全部ぶつけてくれた方がマシなんだ。
こんな時でさえ君はそっと僕に寄り添ってくれる。
君のことを不幸にしかできない僕には優しさなんかいらないよ。
男性というのは、二つの事を器用にこなす事ができない生き物なんですね。
いや、それが悪い訳ではありません。
ただそばにいる女性はそれじゃ悲しい思いしかできない。
この曲のストーリーを読み解いて思いますが、別れるまでの必要があるでしょうか?
おそらく男性は相手の女性を本心から愛しているから、悲しんで泣いてる姿を見たくないんでしょうね。
その泣き顔は僕のせいだと。
最後に君へと残せる物はないし
持っていく物も ないけれど
君が好きだったシルバーの十字架(ロザリオ)
さよならの 代わりに
この部屋に 置いてくよ
出典: 泣いたロザリオ/作詞:小竹正人 作曲:堂野晶敬
こんな僕でごめん。
君には悲しみしかあげられなかったね。
ここで主人公は「ロザリオ」を置いていくのですが、これは罪ですね。
女性の立場からすれば、「夢」しか見てない男性の置き土産的な物は要らないと思っちゃいます。
大体、女性は別れたら思い出の品は捨てる人がほとんどだと思いますよ。
よく男性は写真までご丁寧に取っておく人もいますが、そんな物女性は捨てますね、きれいさっぱり!
あ、すみません。雰囲気ぶち壊してしまいました。
この二人のクライマックスを続いてみてみましょう。