疑いさえ抱かず
人間には第六感というものがあります。
仕事や人間関係、恋愛においてもそれは自然と働きます。
「なんとなく」という感覚は往々にして当たっているもの。
カッコイイし、性格も悪くなさそうでもなんだか違うのよね、というのはやっぱり「違う」という結末に。
反対に、なんの説明も受けていないのに、素直に信じることができる相手もいます。
そして、そうやって信じた相手とはスムーズにその後の関係が進んでいくことが多いでしょう。
主人公も、出会ったお相手のことはよく知らないけれど、自然に信じられるようです。
そして、お相手も同じ気持ちのよう。
これは運命の恋の始まりにちがいありません。
お互いに探していたね
Somebody's Watchin' You
Somebody's Watchin' Me
求めあう二人 気づかないうちに
Somebody Waits For You
Somebody Waits For Me
はるか時を超え めぐりあえる日まで
出典: 夢伝説/作詞:林紀勝,根元要 作曲:根元要
いつ誰と落ちるのかわからないのが恋。
お互いに探していた相手に巡り合えたようです。
どこにいるの
恋は求めているときほど出会えず、意外なところで出会えるということも。
また、恋に出会うまではいろんな条件を考えてみたり、出会いのシチュエーションを思いめぐらせてみることもあります。
しかし、実際に出会うそのときは。
思っていたのとまったく違う出会いであったり、自分の描いていた条件にまったく当てはまらなかったりするものです。
それなのに、「あなたこそは私が探していた人!」となぜだかわかる不思議。
同時に相手の瞳の輝きを確認することで、その恋に確信を持ちます。
そう探していたのは、この恋!
時も超えて
人生でたった一度しか恋をしない、という人はたぶん稀でしょう。
ちょっとした片思いから、深く辛い恋まで様々な恋を経験しながらやがて最良の人に巡り合います。
それぞれの恋は決して無駄ではなく、何かしら意味と学びを与えてくれます。
そうして、人間としても成長していくものです。
長い時間、そして数々の恋たちも全てはこの恋に出会うための序章であった。
そんな恋がやがて訪れます。
そんな恋に巡り合えたとき、伝説に聞いた宝物に巡り合ったような胸の高鳴りと喜びに包まれるはず。
主人公たちは今まさにその幸せに巡り合ったようです。
これが運命
いつか聞いたことのある おとぎ話に
きっと すい込まれてゆく
愛のさだめの中に この身をまかせ
時の 流れゆくままに
出典: 夢伝説/作詞:林紀勝,根元要 作曲:根元要
夢物語、おとぎ話だと思っていたことが自分の身におこるなんて。
主人公はそんな摩訶不思議な体験に身をゆだねていくようです。
流されて
うまく物事が運ぶことを「流れにのる」と言います。
流れにのってスムーズに物事が運ぶとこれは「運命」だったかなと思うことが。
思い通りの答えが返り、そして思い通りのゴールを自然と目指す。
そこには無理はなく、捻じ曲げるような感覚もありません。
ただ、お互いに身を任せながら楽しむだけです。
恋の波を上手に、そして自然に乗りこなしながら二人はさらなる深みへと手を取り合って進んでいきます。