「おジャ魔女」の始まり
MAHO堂最初のシングル
今の20代・30代の人なら特に、聴いたら懐かしく感じるのではないでしょうか。
MAHO堂が初めてリリースしたシングル「おジャ魔女カーニバル‼」です。
アニメの世界観そのものなドタバタ楽しい雰囲気の中にある、どこかシリアスな要素がまた魅力。
リリースは1999年とかなり前ですが、現在でも多くの人々に愛される名曲です。
魔法を唱えることで、日常はどんな変化を遂げるのでしょうか。
アニメ『おジャ魔女どれみ』主題歌
「おジャ魔女カーニバル‼」はタイトルの通り、アニメ『おジャ魔女どれみ』の最初のOP曲でした。
ちなみにアーティストの「MAHO堂」とは、アニメ内で主人公たちが働くお店のことです。
『おジャ魔女どれみ』のOP・ED曲は全てこのMAHO堂が手掛けています。
現在でも語り継がれるアニメの一つなので、見ていなくてもタイトルを知っている人は多いでしょう。
『おジャ魔女どれみ』はアニメ最盛期とも呼ばれる時代だった1999年に放送された大人気アニメの一角でした。
『デジモンアドベンチャー』や『ゾイド』、『HUNTER×HUNTER』など名アニメが続々と登場していた頃です。
もちろん『おジャ魔女どれみ』もその名作の一つと数えられています。
アニメの内容はまさに「おジャ魔女カーニバル‼」そのもので、笑いあり涙ありの魔法ものコメディです。
魔女を目指す春風どれみを筆頭に、様々な事件や人々の悩みを解決する魔女見習いの物語となっています。
魔法で起こる楽しい毎日
主人公のどれみたち魔女見習いは小学3年生。
「魔法」という言葉に魅力を感じる年頃です。
「もし魔法が使えたら」と想像するだけでワクワクするのではないでしょうか。
「おジャ魔女カーニバル‼」は「魔法」という言葉から連想する夢と希望が詰まった歌詞です。
魔法が使えるようになったら
どっきりどっきりDON DON!!
不思議なチカラがわいたら どーしよ?(どーする?)
びっくりびっくりBIN BIN!!
何だかとってもすてきね いーでしょ!(いーよね!)
出典: おジャ魔女カーニバル‼/作詞:大森祥子 作曲:池毅
ある日突然、見たことも聞いたこともない力が自分の内側から湧き出して来たら。
子供でなくても驚きます。
しかし彼女らはその未知なる力を恐れるどころか、「すてき」と喜びます。
この力が恐らく魔法の力でしょう。
魔女見習いになったことで、魔法が使えるようになったのです。
誰もが一度は「使えるようになれたら」という魔法。
いざ使えるようになった今、どんなことが始まるのでしょうか。
嫌なことは全部捨ててしまおう
きっと毎日が日曜日 学校の中に遊園地
やな宿題はぜーんぶゴミ箱にすてちゃえ
教科書みても 書いてないけど
子猫にきいても そっぽ向くけど
でもね もしかしてほんとーに できちゃうかもしれないよ!?
出典: おジャ魔女カーニバル‼/作詞:大森祥子 作曲:池毅
主人公にとって、学校はあまり楽しくないようです。
たしかに主人公のどれみはとにかくドジで、妹からもバカにされる始末。
学校でもそうだったのでしょう。
おまけに勉強もそんなに好きではないことも分かります。
この宿題に関する悩みは、いつの時代でも小学生の頭を悩ませています。
毎日が授業のない日であってほしいし、勉強する場所ではなく楽しい遊園地であってほしい。
そんな願いを叶える方法は教科書には載っていませんし、猫が知る筈もありません。
では本当に不可能なのかといえば、答えは「NO」です。
何故なら主人公は、「魔法」が使えるのですから。