赤い公園【Highway Cabriolet】ＭＶ解説！ネオンに照らされてドライブして一緒に踊ろう♪

MVの中でさりげなく挿入される様々なミステリアスな演出にも注目してみましょう。

ハイウェイを走り始めてすぐに花びらが舞い降りてきます。

しかし物語が進行するにつれ紙吹雪、紙幣、古新聞と少しずつ舞い散る物体が変化。

メンバーのキャラクターに合わせているかと思いきや割とランダムに変化するのが謎です。

また赤い公園のメンバーと対になるであろう小道具たち。

石野理子が手にしているポップコーン、藤本ひかりは後部座席に置いています。

また津野米咲のシーンだけ後部座席に乗っているトイプードルのマーヤちゃん。

冒頭の通行人がなぜ時間を気にしながら歩いているのかなど謎の演出が記憶に残ります。

まるでデヴィッド・リンチの映画を観ているような不思議な世界観です。

『Highway Cabriolet』によって石野理子の加入がバンドに奇跡を起こしたことが証明されました。

しかしアイドルグループとロックバンドが交わる場所は滅多にありません。

両者はなぜ奇跡の出会いを起こすことができたのでしょう？

実は両者を結び付けた主犯はBase Ball Bearのフロントマン小出祐介です。

ロック界1番のアイドルマニアを自称する小出祐介。

アイドルルネッサンスとレーベルメイトであることからオリジナル曲のほぼ全てを手掛けてきたのです。

さらにアイドルルネッサンスのデビュー曲はBase Ball Bear『17才』のカバー。

当時から石野理子の可能性に目を付けていた小出祐介が赤い公園への橋渡しを行ったのです。

歌い手を喪失したバンドと歌う場所を失ったアイドルの奇跡の邂逅。

その裏側には様々な伏線があったのです。

今回は赤い公園の『Highway Cabriolet』のMVを解説してきました。

真っ赤なオープンカーでハイウェイを疾走する赤い公園。

そして80年代風のネオンカラーに彩られたカラフルでポップな映像美。

第2期に入り新たな魅力を備えた赤い公園の魅力を存分に堪能できる素敵なMVに仕上がっていました。

『Highway Cabriolet』『消えない』の音源化は2019年3月時点では未定です。

今後どのようなリリース形態を取るのかマメにオフィシャルサイトをチェックしていきましょう。

最後にOTOKAKEに掲載された中からおすすめの記事を紹介いたします。

赤い公園を初めて知った方は特にチェックしておきたいものばかりです。

ドラマ「レンタルの恋」の主題歌として赤い公園の名を広く知らしめた『闇夜に提灯』。

赤い公園がそれまでのパブリックイメージである白装束を捨て自由に音を鳴らしだした瞬間が刻まれています。

多様な意味を持つ歌詞に注目した記事をぜひご覧ください。

元℃-uteの鈴木愛理とのコラボ曲『光の方へ』は2018年6月の作品。

つまりボーカリストの喪失を抱えていた頃の赤い公園の貴重な作品です。

その後の石野理子の加入への伏線はすでに貼られていたのでしょうか？

こちらも解説記事をぜひご覧ください。