新世界へ飛び出そう

夜の本気ダンス【Sweet Revolution】MV解説!途中におもしろコントが?ファンも参加♪の画像

『Sweet Revolution』アルバム『Fetish』のリード曲となっています。

一度聴けば、その疾走感あふれるロックサウンドの虜になってしまうこと間違いなし。

込み上げる興奮と、高揚していく気持ち。

曲を聴いていると、次第に胸がドキドキしてくるのを感じることでしょう。

平凡な日常を粉々に壊してくれるような刺激が、この曲にはあります。

昨日と同じことを繰り返すだけの毎日には、もううんざり。

つまらない常識は捨てて、夜の本気ダンスが奏でる新世界へと、飛び出してみませんか?

MVの途中におもしろコント

MVを見ると分かる通り、途中でメンバーによるコントが始まります。

初めて見たときは、「いったい何が起こっているんだ……?」と困惑したことでしょう。

格好良い演奏パフォーマンスから、突然のおもしろコント。

そして、何事もなかったかのように曲を再開。

夜の本気ダンスのユーモアに、何度見てもくすりとさせられますね。

ファンと共にMV撮影

MVを最後まで見た人は、エンドロールが流れることに気づいたはず。

実はこのMV、「WIZY」というプロジェクトのもと、ファンと共に撮影されたMVなんです。

プロジェクトに参加したファンは、MVの撮影現場を見学したり、メンバーと記念撮影を行ったりしました。

エンドロールに掲載されているのは、そうしたプロジェクトに参加したファンの名前です。

また、完成したMVをメンバーと共に鑑賞する試写会イベントも行われたとのこと。

ファンにとっては、きっと忘れられない思い出になったことでしょう。

極彩色の世界

ここからはMVの世界観について、徹底解説していきます。

白い壁で囲まれたスタジオを彩る極彩色。

メロディーに合わせて、せわしなく色を変えるその様は、まるで生き物のよう。

MVのこの演出が、曲をさらに情動的なものにしているのかもしれませんね。

人の感情を表現

色というのは、時に人の感情を表す手段としても使われます。

怒りに染まった赤や、悲しみに暮れる青。

黄色には、喜びをイメージする人も多いでしょう。

MVで使用されている色のほとんどは、絵具をチューブからそのまま出したような原色です。

どの色も混ざりあうことなく、元の色を主張しています。

けばけばしいと感じるほど色の主張が強いのは、人の強い感情を表現しているからかもしれません。

喜怒哀楽といった比較的分かりやすい感情から、言葉にできない複雑な感情まで、すべてを色に変える。

人はいつでも1つの気持ちだけで、行動しているわけではありません。

多くの人は矛盾した気持ちを抱えながら、日々を過ごしているでしょう。

混ざりあったり、打ち消しあったりできない、そういった強い感情が1人1人の胸の中にある。

色が生き物のように変化しているのも、人の生きた感情を表現しているからと考察できますね。

本当の自分を曝け出せる新しい世界

ほとんどの人は、自分の気持ちを無意識のうちに制御しているものです。

良好な人間関係を築くため。社会で成功するため。

本当の気持ちを隠したり、言いたいことを我慢したり、必要であれば嘘をつくこともあるでしょう。

いつでも本音を言いあうことだけが、正解ではない。

そう分かっていても、本当の気持ちを隠して過ごす毎日に、不自由を感じることもあるはず。

ありのままの自分を曝け出すことができたなら……。

そんな妄想を具現化した世界が、このMVなのかもしれません。

気持ちが色になって表れるため、誰も自分を隠すことができない。

世界は人々の本当の気持ちによって、彩られていく。

このMVの世界は、私たちが生きている現実とは違う、全く新しい世界なのかもしれませんね。

本当の自由

内に秘めていた感情が大爆発を起こしたような、新しい世界。

そんな世界に、今までの常識は通用しないでしょう。

規則も法律も存在しない。

そこには善悪の区別すら存在しないのかもしれません。

良くも悪くも、何もかもが許される世界。

それが本当の意味での「自由」なのでしょうね。

少女は自由の象徴?