コンプレックスを乗り越えるには?
ならば!
束の間でも夢の中に
ボクを見つけてみようかな
少しだけ 少しだけ
変われる気がする
出典: 女の子になりたい/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ・田中秀和(MONACA)
いつもと違う自分や、自分が本当になりたい自分になることで、「本当の自分」が見つかることがあります。
高い声がコンプレックスであるボクは、女の子になれば声の高さも自分らしさになると考えたのでしょう。
コンプレックスが自分らしさになれば、魔法にかかったシンデレラのように世界は大きく変わります。
憧れに近付くには「勇気」が必要
ドキドキして ドキドキして
眠れない夜
ワンツースリー 勇気を出せば
童話に続く入口はもうそこだよ
出典: 女の子になりたい/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ・田中秀和(MONACA)
違う自分になるにはやはり眠れなくなるほどの「勇気」が必要になります。
でもその勇気さえ出せば、「童話=憧れの世界」に近付くことができるのです。
「女の子になりたい」の真意とは?
上目遣いで太陽が昇って
ウィンクのひとつで喧嘩が収まる
小さなリボン結んだら
世界もひとつに シンデレラ
花も照れて恥ずかしがるような
もう少し君をひとり占めできるような
女の子になりたい!
隣にいいですか?
出典: 女の子になりたい/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ・田中秀和(MONACA)
「女の子を買い被りすぎでは?」と思うほどの理想の女の子像が列挙されています。
しかしこれらは「女の子になればできる!」という率直な理想ではないと解釈しました。
ボクは単に女性になりたいのではなく、「童話の中のヒロイン」になりたいのです。
より詳しくいえば、「今の自分とは全く違う憧れの存在」になりたい。
そうすれば、コンプレックスや世間に受け入れられない悩みも乗り越えられる。
ひいては、世界を平和にできるくらいのハッピーを纏うことができるのだと解釈しました。
違う自分になるということ
当たり前のものどれもが
違って見えたんだ
ワンツースリー 魔法をかけて
新しいボクになりたいのです お願い!
出典: 女の子になりたい/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ・田中秀和(MONACA)
違う自分になるということは、今まで当たり前だったことが変わることでもあるのです。
男性が女の子になれば、身体のつくりも似合う服も変わります。
ボクのコンプレックスだった高い声も、女性だったら気にならないかもしれません。
ボクに付きまとっていた悩みも、違う自分になれば解決するかもしれないのです。
自分が分からなくなる前に女の子になりたい
やっぱりボクも可愛くなりたいな
あの子みたく可愛くなりたいな
小さく首を傾げたら
ボクも今だけはシンデレラ
大事な今日を隅っこに隠れて
自分のこともわかんなくなる前に
女の子になりたい!
お願いいいですか?
可愛くなっていいですか?
出典: 女の子になりたい/作詞:まふまふ 作曲:まふまふ・田中秀和(MONACA)
「今日」というワードは先ほども「何もうまくいかない日」として登場しました。
コンプレックスに悩んで自分の気持ちを押し殺していると、本当はどうしたいのか分からなくなります。
そうなってしまう前に「女の子=自分がなりたい自分」になりたい。
そういった強い気持ちが伝わってきます。
最後に
男性が、可愛いメロディ+女の子のような歌声で「女の子になりたい」と歌っている。
初めて聴いたときはこういった印象で、イロモノ系の歌なのだと思ってしまいました。
しかし、歌詞をしっかり読んでみることでボクが「女の子になりたい!」と叫ぶ真意が見えてきます。
単に「女の子になりたい男性の歌」ではなく、ボクの憧れが「女の子」だったというだけなんです。
「憧れの自分になりたい」と置き換えると気持ちが理解しやすいのではないでしょうか。
女の子だったらコンプレックスも武器になっていたかもしれない。
世間に受け入れられない嗜好も難なく楽しめそう。
憧れのあの子みたいな自分だったらもっと他人に優しくなれるのでは。
誰もが抱く変身願望が、「女の子になりたい男性の歌」として分かりやすく可愛らしく表現された歌詞です。
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