「フラッシュバック」が収録されている「君繋ファイブエム」とは?

【ASIAN KUNG-FU GENERATION/フラッシュバック】歌詞解釈!願う”それ”って何?の画像

2003年発売のアジカンの記念すべき1stフルアルバムです。

1. フラッシュバック
2. 未来の破片
3. 電波塔
4. アンダースタンド
5. 夏の日、残像
6. 無限グライダー
7. その訳を
8. N.G.S
9. 自閉探索
10. E
11. 君という花
12. ノーネーム

出典: https://ja.wikipedia.org/wiki/君繋ファイブエム

曲目はこちらです。

「フラッシュバック」から「未来の破片」ライブでも定番の流れで演奏されます。

当時の日本のロックシーンに確実に衝撃を与えたアルバムのオープニング2曲です。

「無限グライダー」「ノーネーム」は前の2曲と比べて静かで情緒のある歌詞とリズムが印象的です。

ポップとまでは言わないながらも、誰もの耳に残るアジカン代表曲「君という花」も収録されています。

それ以外の曲も個性豊かでこのアルバムアジカン中毒に陥った人は数多くいたはずです。

そんな名作「君繋ファイブエム」です。

ちなみにアルバムタイトルの「ファイブエム」とは「5m」のことです。

すなわち「5メートル」という距離感を示してます。

人と人(君と僕)が繋がっていると感じられる距離感を5mとして、このように表現しているそうです。

タイトルからして詩的で素敵ですよね。

今回ご紹介するのはその1曲目「フラッシュバック」です。

何故この曲が1曲目だったのでしょうか?

それは歌詞の解釈を進めるとわかってくるのかもしれません。

バンドを始めたばかりのキッズ達は「フラッシュバック」をコピーせよ

これは筆者が本当に勝手に思っていることです。

ロックやりたい!ギターかき鳴らしたい!

そんな衝動を抑えきれない人はまずは「フラッシュバック」をコピーして欲しいのです。

理由1、単純にかっこいいから

第一はこれに尽きます。

ストレートなロックでライブでのテンションの上がり方は尋常じゃありません。

サビの勢いと、間奏でのギターのチョーキング、最後の終わり方もかっこいいの一言です。

ロックをやるなら1度は通って欲しいと願う曲です。

理由2、とても簡単だから

これも重要です。

全パートとても簡単なのです。

筆者はギターを弾きますのでギターに特化してお話ししますが、ほぼ全部パワーコードで弾けます。

パワーコードというのはギターの6弦のうちの4,5,6弦しか使いません。

初心者でも簡単に弾けてしまうコードなのです。

簡単なのに勢いがあり力強い音を出すことが出来て、手軽にロックやってる感がでます。

ギター弾きたいけどコードを押さえられないからやめた!

という方も諦めないでください。

「フラッシュバック」は本当に簡単ですので!

簡単なのにかっこいい!

そんなとてもおいしい曲なのです。

「フラッシュバック」とはどのような意味か?

まずはタイトルの意味を考えていきましょう。

「フラッシュバック」とは過去の経験が突如思い起こされて鮮明に脳裏に浮かぶことです。

それは音を伴う場合もあれば、映像のみの場合もあるようです。

基本的には恐怖や不安といった感情から引き起こされるものです。

PTSD (心的外傷後ストレス障害)の症状としてよく聞く方が多いのではないでしょうか?

もっと簡単にいうとトラウマが起因するということです。

では作詞した後藤正文ことゴッチさんは過去のトラウマのことを歌にしたのでしょうか?

筆者はそうではないと考えます。

何故なら歌詞にこのようにあるからです。

あの日の未来がフラッシュバック

出典: フラッシュバック/作詞:後藤正文 作曲:後藤正文

先ほど説明したように「フラッシュバック」とは過去の出来事が突如脳裏に浮かぶことです。

でも歌詞では「未来」「フラッシュバック」しています。

これはどういうことでしょうか?

とにかく現段階でわかることは、

通常の「フラッシュバック」の症状のことを歌っているわけではないということです。

それでは歌詞を解釈しながら一緒に考えていきましょう。

歌詞考察

歌詞に細かい意味はない?