ビートの効いたフレーズにのせて、なんてことのない世界でも「君」がいればいい、と歌っています。

この曲を歌っている主人公にとって「君」がいかに大切な存在か、冒頭のこのフレーズだけで十二分に伝わってきますね。

「感じるBalanceちょっと変えてみれば」という部分は、大切な人のことを意識すれば、という解釈ができると思います。

Love yourself もう無理しないで 心のまま 君のまま
輝ける愛届けて 君が嫌いな君が好き
不器用な君でいい 感じるまま風のまま
花のように空に舞って 君が嫌いな君を包む

出典: Love yourself ~君が嫌いな君が好き~/作詞:ECO ラップ詞:JOKER 作曲:Tatsugoo

歌い上げるサビは、「君」のことをそのまま受け入れ、肯定しています。

「君が嫌いな君が好き」というタイトルにもあるように、この曲に出てくる「君」は、自分自身のことを肯定できていません。

そのことできっと、辛い思いもしてきているのでしょう。

それでも「不器用な君でいい」「君が嫌いな君が好き」「君を包む」と、ありのままの姿を愛している様子が読み取れます。

Ur crazyならただまだLike ParadiseからDice投げU make me fool
空模様はLike a horror Don't be shy baby xoxo the girl

出典: Love yourself ~君が嫌いな君が好き~/作詞:ECO ラップ詞:JOKER 作曲:Tatsugoo

英語混じりのラップが登場しました。

意味よりも音を取った歌詞だと思いますのであえて全体の和訳はしませんが、最後の「Don't be shy baby xoxo the girl」という部分からは少しセクシーな印象を受けます。

この部分は「恥ずかしがらないで、良いことしようよ」という訳になるでしょうか。

文字通り、「君のすべてを受け入れる」ことを表しているのかもしれません。

まわりはどうでもいい 大切なのは君の"ここ"だけ

決まりの"頑張れ"なんて今はいらない それが一番 傷つくから
七つ目の言葉は君色に それで全てが一つの夢に

出典: Love yourself ~君が嫌いな君が好き~/作詞:ECO ラップ詞:JOKER 作曲:Tatsugoo

変わらず、「君」を全肯定する歌詞が続きます。

「頑張れ」は使い所の難しい言葉ですが、この歌の主人公は下手に励ましたり慰めたりするのではなく、ただ横にいて寄り添っているように思えます。

「七つ目の言葉は君色に」とありますが、それ以外の六つの言葉についての言及はありません。

具体的な言葉を指すのでなく、「自分らしさ」が大切だと示唆する歌詞だと思います。

Love yourself そう響き合う 二人奏でる 小さなNoise
信じれる愛育てて 君が嫌いな君が好き
くじけそうな毎日も 消えてしまいそうな夜も
空を超え聴こえてくる 遠く遠くほらこの胸に

出典: Love yourself ~君が嫌いな君が好き~/作詞:ECO ラップ詞:JOKER 作曲:Tatsugoo

2番のサビでは、「二人奏でる小さなNoise」というフレーズが印象的です。

Music(音楽)やMelody(旋律)、Tune(曲)ではなく、あえてNoise(雑音)という言葉を使っています。

これは、別に特別な音を鳴らさなくても、二人で鳴らせば何でも大切な音になるということではないでしょうか。

つまり特別なことをしなくても、ただ一緒にいるだけで、互いがかけがえのない存在なのだということだと思います。

英語のフレーズの和訳は?

I'm singin' my love for you so that u would tell me that u wanna be with me and I feel like ...ah ah
My love, your love My life, your life This is the new, it's a new world

出典: Love yourself ~君が嫌いな君が好き~/作詞:ECO ラップ詞:JOKER 作曲:Tatsugoo

この部分は、エフェクトの掛かった声でまくしたてるように歌われています。

簡単に意味を取ると、下記のようになるでしょうか。

「僕は君への愛を歌っている、君が僕と一緒にいたいと思ってくれるように

そうすれば僕はこんな風に…ああ

僕の愛、君の愛、僕の人生、君の人生

これが、これこそが新しい世界なんだ」

自分自身のことは好きになれない「君」ですが、「僕」のことは好きになってくれないだろうか。

そうすれば「僕」は「君」に新しい世界を見せてあげられる。

そんなことを意味しているのではないかと思います。

It's a new world 輝き出す 心のまま 君のまま
その瞳を僕にあずけて 君が嫌いな君が好き
不器用な君でいい 感じるまま風のまま
花のように空に舞って 君が嫌いな君を包む

出典: Love yourself ~君が嫌いな君が好き~/作詞:ECO ラップ詞:JOKER 作曲:Tatsugoo

前の歌詞を受け、「It's a new world」という歌詞から始まっています。

「君が嫌いな君」を受け入れ、愛し、新しい世界へと踏み出した二人。

「風」「花」「空」と自然を彷彿とさせる単語が続くことで、優雅な風景を描き出していますね。

最後に

KAT-TUNの6人時代最後のシングル「Love yourself ~君が嫌いな君が好き~」を紹介しました。

歌詞だけで紹介してもなかなかピンと来ない曲かもしれませんが、サビで一気に壮大になるメロディが非常に美しく、一聴の価値はある楽曲です。

少し前の曲ではありますが、これを機にぜひまた聴いてみてはいかがでしょうか。

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