DREAMS COME TRUE【笑顔の行方】歌詞の意味を解説！無邪気な笑顔はどこに行った…？

1989年のデビュー以来、日本のポップスシーンを全力で走り続ける「DREAMS COME TRUE」。

今回ご紹介するの曲は、1990年にリリースされた5thシングル「笑顔の行方」です。

今でこそリリースする音源が全てオリコン上位を獲得するバンドですが、デビュー当時からそうだったわけではありません。

シングルとしてリリースされた「笑顔の行方」は、DREAMS COME TRUEにとって「初めて尽くし」でした。

この曲はDREAMS COME TRUEがデビューしてから初めてオリコンチャートTOP10にランクインした記念すべき曲！

最高位は2位を記録しています。

続いての初めてはタイアップ獲得！

TBS系列で放送されたドラマ「卒業」の主題歌として起用されました。

そしてもう一つ、中村正人が作曲した初めてのシングル曲なのです！

それまでのシングルでは吉田美和が作詞・作曲を担当し、中村正人が編曲をするという形をとっていました。

はじめての大ヒット、初めてのタイアップ曲が自身初の作曲作品だなんて、中村正人は嬉しかったことでしょう。

「笑顔の行方」はアルバム「WONDER 3」にも収録されています。

前作「LOVE GOES ON…」はオリコン8位に躍り出ましたが、「WONDER 3」でついにオリコンアルバムチャート首位を獲得！

「笑顔の行方」はDREAMS COME TRUEにとって大きな転機となった曲だと言えますね。

「笑顔の行方」、つまり笑顔を向ける先。

笑顔はどこに向かっていくのでしょうか。どこに向けたいと思っているのでしょうか。

一人の女性が強くなる瞬間を歌った「笑顔の行方」。

その歌詞を紐解きます。

楽しいだけで十分幸せだった頃の自分。

幼さに呆れながらも、どこか羨ましく感じるものなのかもしれません。

卒業アルバムが手元にあるということは、既に卒業を迎えているということですね。

卒業をして社会人となった女性が、何らかの理由で卒業アルバムを引っ張り出し、見返しています。

入学したばかりの春の写真、無邪気な笑顔をみせている自分の姿があったのでしょう。

その笑顔に、彼女は何を思ったのでしょうか。

【和訳】

ただあなたを抱きしめたいだけ

ただあなたのそばにいたいだけ

ただ抱きしめてそばにいたいだけ