Mrs. GREEN APPLE【No.7】歌詞の意味を解説！「日本脳」ってどんな脳？大人って辛い！

音頭のようなサウンドに「日本脳」という単語が登場します。

現代は日本のことを多少とも揶揄し批判した途端に「反日」のレッテルが貼られる怖ろしい時代です。

こんな時代にあって大森元貴の感性や勇気は一級品でしょう。

日本をよくしたいからこそ提言をするのであって、話を聞く前から「反日」と脊髄反射するのは滑稽です。

気になる「日本脳」とは他人任せであり、自分に自身を持っていないし、プライドがない。

元々、こうしたことを考えることに関心がない。

もはや「無い無い尽くし」です。

ただし自分に知識も知見もないことには気付いた方がいいでしょう。

これからの社会の指針を決めてゆくのは若者世代です。

「日本脳」。

その場が楽しければそれで良いという刹那で享楽的な考えで笑顔を偽装すること。

もう疲れているのに笑顔の仮面を着け続けて、とりあえず場をシラケさせることはタブー。

その他のことには興味を持たないで生きる。

興味がないことに目をつけて好き放題にコントロールされたり搾取されたり。

それでもそこそこの幸せを感じてしまうのが「日本脳」。

大森元貴の危機意識が滲む歌詞です。

それなのにサウンドは飽くまでもアッパーでパーティー・ソングの趣。

大森元貴は様々な罠や毒を仕掛けているのでノリにノリで応えるのは彼の思う壺かもしれません。

いずれにせよ大森元貴は今の日本の現状に憤懣を問いただすような歌詞を書きます。

曲調こそ幸せな歌ですが描かれているのは根本的に不幸で残念な日本社会の姿。

この日本社会の中で大事なものはありのままの自分と愛だよと歌います。

処方箋までも提示してくれるのです。

大森元貴はガツンと突き刺さることをきちんと書きたいと歌詞に取り組む人。

そういう考えもあるのかと相対的に判断してこの曲の歌詞の意味合いを軽くさせようとも無駄です。

ガツンと受けた衝撃の正体をよく見極めましょう。

本当に幸せになれるチャンスを用意してくれています。

歌詞の主題を深掘りして浮かんだテーマにこそノッてください。

Mrs. GREEN APPLEの楽しみ方はそれほど深いのです。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

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