SEVENTEEN【Happy Ending】歌詞を徹底解説！二人のストーリーはどんな結末になる？

こちらの歌詞は序盤のウォヌくんのラップパートのものです。

自らの人生を映画に例えているのが分かります。

「そばにおいで」と語りかけるのはカメラの回る2秒前。

語りかける相手はもちろん日本のCARATの皆に対してです。

アイドルとファンの相思相愛な関係性を永く続けていくことは意外と難しいといわれています。

なぜならファンの心理はいつも不安定で新しいアイドルを好きになってしまうかもしれないからです。

人気絶頂期にあってもそのことに謙虚なまでに自覚的なのがセブチの人の良さなのでしょう。

「君たちが不安な夜を過ごすならいつでも助けにいくよ」

そんなセリフが『Happy Ending』では繰り返されるのです。

こちらは中盤に登場するドギュムくんの歌う歌詞です。

ここで用いられる“easy come easy go”は日本では“悪銭身に付かず”と訳されます。

しかしセブチが伝えたいのは“簡単に手に入り、簡単に失くしてしまう”もの。

つまり“大切なものは失って初めて気づく”という意味で用いていると考えるのが妥当です。

BIGBANG、BlackPink、BTSなど全世界を席巻するK-POPのスターたち。

ようやく彼らと肩を並べるところまでたどり着いたセブチ。

そんな大切なタイミングだからこそ初心を忘れないという強い決意を感じることができるのです。

日本のCARATと気持ちが通じ合えた今この瞬間を忘れずに羽ばたいていこう。

その末に『Happy Ending』を迎えることができるのだ、と。

MVではバーノンくんが疾走する車に揺られ歌うシーンの歌詞です。

この辺りのボカチ・ヒポチ・パフォチ入り乱れての歌唱には圧倒されてしまいます。

大切な君を守るためならこの身が砕け散っても悔いはない。

そんな情熱的な覚悟がパフォーマンスを通して伝わってくるのです。

“vroom”はアクセルの“ブルン！”という音を表したヒップホップ・スラング。

すぐに駆けつけ、唇を怒りで震わしながら相手を痛めつけてやる！

普段は優しい僕だけど、君を傷つける奴は許さないというセブチの漢気を表現しているのです。

なぜSEVENTEENは日本での1stシングルに『Happy Ending』というタイトルを選んだのか？

それがここで明らかになります。

映画のラストシーン、ヒロインのピンチに駆けつけた主人公は力尽きてしまうのです。

そんな窮地の主人公を救うのは...CARATのあなたの愛の力。

大スターとなったセブチだって1人1人は弱さを持つ男の子です。

どんなピンチも切り抜けるのはいつだって愛の力があってこそ。

だからラストシーンには主人公とヒロインの関係性が逆転してしまうのです。

真実の愛とは何か？という深い問いを日本のCARATだけに特別に投げかけています。

ここまで愛されてしまったら...一生SEVENTEENに尽くすしかないです...。

政治的にはかつてないほどの緊張関係を強いられている日韓。

しかしそんな困難を乗り越えセブチとCARATは巡り合うことができたのです。

映画のようなドラマチックな出会いを経て気持ちを確かめ合う両者。

このドラマのラストシーンはセブチとCARATの未来を示唆するような内容になっています。

「僕たちはずっと一緒だよ」

そう、物語はここから再び始まるのです。