誰も触れられない
名もなき僕らの鼓動
掴み取る今を
We go
出典: BORDERLESS/作詞:福永浩平 作曲:福永浩平,蔦谷好位置
次に注目すべきはこの歌詞です。
「誰も止められない~」から「誰も触れられない~」に歌詞が変わっています。
そう、止めるどころか、触れることすらできないのです。
それほどの決意と熱い想いを感じます。
「鼓動」は触れないとその振動が伝わりません。
鼓動しているのかどうかもわかりません。
ですので、通常は「鼓動」に触れて欲しい、「鼓動」を感じて欲しいはずです。
しかし、その「鼓動」すらも触れることさえできない高みへと目指しているのでしょう。
まだ夢の最中
輝く街 夢の最中
どこに居ようとも間違いじゃない
前を向いて 胸の傷だって
ねえ、生きてきた証
何もかも超えていけ
出典: BORDERLESS/作詞:福永浩平 作曲:福永浩平,蔦谷好位置
メンバーの脱退という絶望の最中、自分を信じて前に進みだした雨のパレード。
彼らはまだ夢の途中なのです。
前を向いて生きていく。
この歌詞はそんな前向きなメッセージが込められています。
どんなに辛いことも、傷ついたことも全てが生きてきた証であり、その全てを乗り越えて行こう。
そういった力強い決意と共に、今辛い人や苦しい人も共に歩んでいこうというメッセージです。
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は雨のパレードのアルバムから「BORDERLESS」を解釈してきました。
「輝く街」というのは応援してくれているファンやスタッフ、そしてこの世にいる人達全員のことです。
街は1人では作れません。
全員の力が集まり、街を輝かせているのです。
雨のパレードはそんな輝く街の中で夢の最中にいます。
ひとりひとりが前を向いて輝いて生きていこう。
苦しくても、辛くても、自分を信じれば未来が見えてくる。
そんな思いを込めた歌詞だったといえるのではないでしょうか。
新しい体制になっての強い決意こそ、これまでの彼らの想い出が支えとなっているのです。
私たちの人生においても応援歌にしたくなるような、そんな1曲でした。
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