22/7のメンバーがインタビューで「自分たちのことが書かれているように感じた」とコメントするデビューシングル「僕は存在していなかった」。

その歌詞を少しだけご紹介します。

僕は自分を信じていない
自分の存在 知られたくなかった

出典: 僕は存在していなかった/作詞:秋元康 作曲:目黒良子

歌い出し、ネガティブなフレーズでオーディエンスに「おや?」と思わせます。

メンバーの一人、海乃るりさんはこのようにコメントしています。

22/7のメンバーは内気な子が多くて、歌詞にある“自分の存在 知られたくなかった”という気持ちもすごくわかるんです。

出典: https://www.oricon.co.jp/special/50292/

内気だからこそ、声優として、アイドルとしての夢はあっても、なかなか自分に自信が持てない。

そんなメンバーの思いが投影されているフレーズですね。

夢見るっていうのは何かを期待すること
傷つくくらいなら 夢なんか見たくない

出典: 僕は存在していなかった/作詞:秋元康 作曲:目黒良子

次に注目したいのはこのフレーズ。

「夢見る」というのは、22/7のメンバーにおきかえれば、オーディションを勝ち抜いて22/7のメンバーになることだったり、11人全員でさらなる高みを目指したりといったことでしょう。

そして曲の最後、彼女たちに光が差し込みます。

他の人と比べていた
ずっと一人絶望して
どんな花も色があるように
僕には僕の色がある

僕は自分を信じ始めた
今なら好きだと言えるかもしれない

出典: 僕は存在していなかった/作詞:秋元康 作曲:目黒良子

「僕は存在していなかった」では、自分に自信や期待が持てず、人目を避けて自分の殻に閉じこもってしまっているという人へ向けた応援ソングになっているのです。

彼女たちが22/7のメンバーに選ばれるまで、自分に自信が持てなかったこと。

少しずつ前を向いて歩き出した少女たちの姿が、同じような境遇に立つ人々に勇気と希望を与えてくれるでしょう。

B面にはメンバー11人全員で歌う楽曲も

デビューシングル「僕は存在していなかった」は、実は2次元キャラクターが先行して活動していたため、楽曲を歌うのはキャラクターの声優を務める8人のメンバーのみ。

同様に、B面に収録された1曲「地下鉄抵抗主義」も、8人のみが歌唱する楽曲になっています。

しかし、22/7のメンバーは全部で11人。

メンバー全員が「11人でステージに立って一緒に歌う」ことを夢見ていたこともあり、シングルの3曲目には11人全員が歌う「11人が集まった理由」が収録されています

こちらも思わずうるっとしてしまうステキな楽曲になっていますので、ぜひ聴いてみてくださいね。

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