誰しもが認める国民的グループTOKIO
農家兼アイドルという新境地を開拓したアイドル
TOKIOと聞いてまず思い浮かぶのが、TOKIOの冠番組「ザ!鉄腕!DASH!!」でしょう。
米を作ったり、野菜を育てたり、廃棄される食材を使って料理をしたりと、アイドルとは思えない活動ですが、それでこそTOKIOですよね。
「ザ!鉄腕!DASH!!」の番組が始まる前は、イケメン路線でTHEジャニーズというグループでしたが、時間が経つにつれ現在の雰囲気が完成しました。
今ではあまり珍しくありませんが、バンドスタイルのジャニーズグループはTOKIOが先進であり、ジャニーズのバンドスタイルと築いたグループなのです。
そんなTOKIOの代表曲の1つ「花唄」。
明るく前向きになれる歌詞と、キャッチーでフフンと鼻歌を歌ってしまうようなメロディーが魅力です。
「花唄」のリリースはいつ?
2002年リリースの根強い人気曲
「花唄」のリリースは2002年3月、TOKIOの25枚目のシングル曲です。
オリコン週間では5位を獲得しています。
当時すでに24枚もシングルを出しているところを見ると、2002年時点ですでに経験値が高いことがわかります。
TOKIOは「花唄」で第53回紅白歌合戦に出場。
ドラマのタイアップがついていたこともあり、世間からの人気は高く、リリース後すぐにTOKIOの代表曲の1つとして紹介されるようになりました。
ドラマ「ナースマン」の主題歌!主演はメンバーの松岡昌宏
ドラマの世界を彩る主題歌
「花唄」のタイアップはドラマ「ナースマン」。
主演はTOKIOのメンバーである松岡昌宏であり、出演者の中にはジャニーズ嵐のメンバー櫻井翔も。
松岡昌宏が演じた看護師高沢裕次郎の、熱血な性格と真っ直ぐな正義で、周りの人を徐々に変えていくというストーリー。
また、ドジな性格の高沢裕次郎が、周りの助けを借りながら成長するストーリーでもあります。
人と関わり合いながら、少しずつ成長していく主人公を追う、王道なドラマ展開なのですが、温かい交流や、ときに厳しい場面もありながら成長する高沢裕次郎に感情移入して見てしまう視聴者が続出しました。
「花唄」の明るい曲調と前向きな歌詞は、まさに「ナースマン」にぴったりな曲であり、ドラマの世界観をより濃くしてくれました。
落ち込んでいるときこそ聴きたい「花唄」の歌詞に迫る!
人の背中を押す前向きな歌詞
「花唄」の歌詞は、落ち込んでいる【僕】へ向けた歌。
その【僕】を自分に置き換えて励まされている人が多く、「花唄」を聴くと元気をもらえるのです。
「花唄」の歌詞は、きれいな言葉をズラッと並べた曲ではなく、少しゆるい言葉が特徴。
嗚呼~花が咲く 理由もないけど
肩落とす僕の上 凛と微笑む
やたら咲き誇る エラクもないけど
泣きだしそうな僕のために 舞う花吹雪
出典: https://twitter.com/_Joh_nny_s/status/921889943416221696
【やたら】【エラクもないけど】など、話し言葉を使っていますよね。
きれいな言葉を並べれば並べるほど、感動的で完成度が高い歌詞になりますが、「花唄」はそこを崩すことで親近感を感じさせます。
続いて歌詞の内容ですが、桜が登場しているので季節は春ですね。
春の曲に桜が登場することはよくあることであり、桜を見て励まされる曲もよくあります。
「花唄」が定番の桜曲と違うところは、桜が咲くのは当たり前であり、自分のために咲いている訳ではないと僕が思っているところ。
日本は桜を神聖化する曲が多いですが、「花唄」ではそこにある当たり前のものとして登場します。
さらに【泣き出しそうな僕のために 舞う花吹雪】という部分を切り取ると、花吹雪が舞うことで確かに僕は励まされていますが、それは僕がそう思っているから。
花吹雪が泣きそうな僕のために舞ってくれている、と僕が自分で自分を励ましているのです。
落ち込んでいるときに、自然の現象を何かに結びつけてしまうことはよくあること。
そうして落ち込んだ気分を持ち直して、再び頑張ろうと思えるのです。