第5位
流星
Aメロ、Bメロは小渕さんのソロからスタート。
そこからサビのメインボーカル黒田さんへバトンタッチしていきます。
その切り替わりには独特の空気感があり、非常に魅力的です。
またほかの楽曲と違って、このナンバーはBメロからサビに流れる部分の拍子が非常に個性的です。
一般的に曲を構成する小節数はキリの良い偶数であることが多く、それが耳なじみの良さを与えます。
しかしこの楽曲のBメロは、7小節で終わっているのです。
さらに最後の小節に関しては、最初の1音以外すべてサビメロ!
Bメロ最後はもはやほぼサビ!というくらいに食い込んでいる状態なのです。
決して変拍子というわけではありません。
しかしその不思議な展開が独特のリズム感、世界観を作り出しているのでしょう。
第4位
永遠にともに
愛する相手に贈る、ウエディングにぴったりの純愛ソングです。
お笑い芸人の陣内智則さんが、結婚されたときに弾き語りをした楽曲でもあります。
そんなこともあり、当時とても話題になりましたね。
サビの部分で繰り返される「共に~」というフレーズがとても耳に残ります。
前半部分では小渕さんが、ボーカルラインより高音域のコーラスをしています。
しかし後半になると、それが低音域のコーラスになるのです。
それによって、前半は小渕さんの声が目立っていたサビも、後半には雰囲気が一転!
黒田さんの声にバンとスポットライトが当たるようになっているのです。
コブクロの魅力でもありますが、2人は違った声質を持っています。
メインで聞こえる声質が変わるだけで曲の雰囲気も大きく変わったように聴こえるのです。
前半はピンと張った小渕さんの声で、明るく前向きな雰囲気が…
後半はざらついた深みのある黒田さんの声で、どこか切なさを感じさせる雰囲気が…
といった具合に、1回のサビの中でこんなにも違った雰囲気が楽しめるところがおすすめポイントです。
第3位
未来
どこか悲しげな…それでいてどこかあたたかな…
そんな不思議な雰囲気をまとったイントロから始まります。
サビでは、問題なく出る音域をあえてファルセットで歌っているところがポイントです。
そこでふわっと力が抜けることでサビに抑揚がついているように感じられます。
またこの曲ならではなのが、ギターを持たずに歌う小渕さんの姿でしょう。
普段はギターを弾きながら歌うのが定番の姿というだけあって、マイクだけ持って歌う姿はとても新鮮です。
第2位
桜
ピアノの美しい旋律。そしてそこに重なる優しいギターの音色。
さらにコブクロの2人による素敵なハーモニーがのっかってきます。
こんな風に、イントロから感動的な雰囲気で始まるのがこちらのナンバーです。
そしてサビでは、黒田さんの太くやわらかく、感情に訴えかける歌声が存分に堪能できます。
小渕さんのコーラスも控えめで、高音域のファルセットがそっと華を添えているのです。
しかし曲終盤、最後のサビに差し掛かるとこのバランスは一転します。
小渕さんはコーラスをやめ、2人で同じ旋律を歌いだすのです。
ピッチがぴったり合った2人のユニゾンは、とても耳触りがよく圧倒的な迫力を感じさせます。
第1位
蕾
誰しも1度くらいは耳にしたことがあるであろう、超有名なバラードが第1位にランクインしました。
常にカラオケ人気曲ランキング上位に位置しているこの楽曲は、かつてレコード大賞を受賞したことも。
圧倒的人気ナンバー1といえるでしょう。
低音域からスタートした楽曲は、サビに向かってどんどん音域が上がっていきます。
サビでは黒田さんのハイトーンだけでなく、小渕さんが歌う芯のあるコーラスも楽しむことができます。
このコーラスによって、軸がぶれない楽曲全体の安定感が出ているのです。