サカナクション


サカナクションは北海道で結成され、2005年に活動を開始しました。

2007年にはメジャーデビューを果たし、この10年間、ロック、エレクトロ、フォークなど多彩な表現方法にチャレンジしながら、独自のサウンドをこだわって追求し続けてきました。

2017年にはついにデビュー10周年を迎え、まだまだ勢いの止まることのないサカナクション

そんなサカナクションが生まれた経緯やメンバーを紹介していきます。

前身は「ダッチマン」というバンド


元々、ボーカルの山口一郎とギターの岩寺基晴は高校の同級生で、仲間とダッチマンというバンドを結成していました。

山口一郎はこの頃からビクターで音楽を勉強していて、現在演奏されている「三日月サンセット」「白波トップウォーター」「サンプル」などの楽曲は、すでに存在し演奏されていました。

しかし、そのバンドは解散し、2005年に山口一郎と岩寺基晴は改めてユニットとしてサカナクションを結成しました

最初の頃はサポートメンバーを迎えながら、北海道札幌市のライブハウスやクラブなどを拠点にして活動を続けていました。

そして、2006年の春に現メンバーであるベース草刈愛美、キーボード岡崎英美、ドラム江島啓一がサポートメンバーとして加入しました。

これらのメンバーはそれぞれ山口一郎がサカナクションに誘い、メジャーデビューと共に正式メンバーとなったのです。

それではメンバー1人1人のプロフィールに迫っていきましょう。

個性派5人のプロフィール

山口一郎

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まずはサカナクションといえばこの人。

北海道小樽市出身でボーカルとギター、さらにはDJも担当する山口一郎です。(本名である「一郎」の他に稀に「一路」の表記も使う場合があります。)

前述もしていますが、サカナクション結成時のメンバーであり、ほとんどの作詞と作曲を担当しています。

両親は地元である小樽で喫茶店を営んでいて、彼にとって生まれ育ったその環境が音楽に深く関わっています。

実家の喫茶店で流れている音楽を聴くことであったり、友部正人をはじめフォークシンガーのライブを観る機会が多かったことが彼に多大な影響をもたらし、音楽を始めるきっかけになったのです。

そして、すでに10代の頃からビクターの育成部門に所属し、音楽を深く学ぶことができる環境にいました。

そうやって様々な音楽を学んでいく中で友部正人はもちろんのこと、レイ・ハラカミから特に強く影響を受けたと語っています。

また音楽以外の分野では釣りが趣味で、自身のInstagramには釣りの写真を載せることも多いです。

さらに幼い頃から両親の影響で俳句や詩を嗜んでおり、俳人では寺山修司や種田山頭火、詩人では吉本隆明や石原吉郎を好んで読んでいるそうです。

右耳の突発性難聴を患っていて、右耳がほとんど聞こえない状態が続いていましたが、少しずつ回復傾向であるようです。

岩寺 基晴

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そして、次に紹介するのはギターとコーラスを担当する岩寺基晴、通称「モッチ」です。

北海道札幌市出身で、彼もサカナクション結成時のメンバーであり、山口一郎とは札幌第一高等学校の同級生でした。

前身のバンドであるダッチマンのメンバーでもあり、山口一郎と共に彼がいなかったらサカナクションは存在していなかったことでしょう。

草刈 愛美

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そして、男女混成バンドであるサカナクションを支える女性メンバーの1人、ベースとコーラスを担当する草刈愛美です。

彼女は北海道ではなく東京都の出身で、「姐さん」と呼ばれています

元々は別のバンドに参加していましたが、そのバンドが解散し、山口一郎に誘われたことでサカナクションへ加入しました。

一般男性と結婚しており、2015年には第一子を妊娠、同年6月5日に出産しました。

その間、サカナクションは一時活動休止をしていました。それほどサカナクションには欠かせない存在であることが分かります。

岡崎 英美

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そして、もう1人の女性メンバーが、キーボードとコーラスを担当する岡崎英美です。

彼女は山口一郎と同じく北海道小樽市出身で、2人は同じレコード店でアルバイトをしていた関係で加入が決まりました。

彼女が好きなものはパンで、周りからは愛称として「ザキオカ」や「ザッキー」と呼ばれています

江島 啓一