通常盤A、B、Cそれぞれの仕様

DVDが付かない通常盤のCDには、トレカサイズの生写真が一枚ずつ添付されています。

これまでのシングルと同じ仕様で、収録された三曲のうちそれぞれのバージョンにてメンバーの写真が楽しめる内容となっています。

「泣けないぜ・・・共感詐欺」の歌詞をチェック!

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「共感」できない気持ち

涙が出ちゃう 話題の映画で
ちっとも震えなかった涙腺
世の中変じゃん? まさか言えない
心が乾いてひび割れそう

出典: 泣けないぜ・・・共感詐欺/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい

曲のタイトルにもなっている「共感詐欺」とは、「偽物の共感」というような造語です。

無理やりに共感させようとする映画をさめた目で見つめる主人公。いろいろな事柄に対して周りが言うほどに感情移入できないことって誰にでもあるものです。

でも、そんな自分の気持ちを「おかしい」とからかわれそうで、本心を言えないでいる。心の中にモヤモヤが募っていきます。

できるものなら感動してみたい

[全米、感動、号泣]ヒロイン重ねて
[全然、颯爽、蒼穹]お決まりのエンド
[全米、感動、号泣]誰か私の目 熱くして

出典: 泣けないぜ・・・共感詐欺/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい

この部分の歌詞冒頭は、映画の宣伝でよくある「全米が泣いた!」という謳い文句を連想させる言葉でしょうか。

物語の登場人物に自分を重ねて、どこにでもあるような決まりきったエンディングで涙する一般人たち。

そんな周囲に一切共感できず、できるものなら涙を流させてほしい、とさえ願う主人公がいます。

本来は人それぞれであって良い「感情」

強引なシンパシー
ノれないと損らしい
ひとりひとつの人生にひとりひとつの感情
テレパシー?
誰もわかんないし
押し売りに嫌になって飛び出してしまったって
Lonely

出典: 泣けないぜ・・・共感詐欺/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい

「シンパシー」とは「共感」という意味で、「それができない人は損だ」と言い切る風潮を悲しんでいます。

「この良さが理解できないなんて、どうかしているんじゃないか?」と、まるで自分の人間性さえも否定されているようです。

特に十代~二十代は流行の中心にいる年代でもあり、同世代の間で流行っているものや「良い」とされているものが理解できないとなれば、周囲からの風当たりも強いものです。

それでも、人間それぞれ育った環境が違えば感じ方が異なるのも当たり前で、本来はそれらが尊重されるべきです。

「共感詐欺」に心を痛めるこの曲の歌詞は、裏を返すと「自分は自分のままでいいんだよ」と、個人を尊重する応援歌なのかもしれません。

「輪」そのものを否定する

「泣けないぜ…」
Yes we, Yes we
あなたたちの輪に入れない oh yeah
Yes we, Yes we
「私たち」ってところで誰?

出典: 泣けないぜ・・・共感詐欺/作詞:山崎あおい 作曲:山崎あおい

人が集まるところに「輪」ができるもので、その「輪」に入れない人間は「異端である」とされる世の中。

例えば大学などでは、昼食を一人で食べていると後ろ指をさされることもあるなど、集団行動の多い学生たちの年代では、「輪」に入れないことは人によって深刻な悩みなのかもしれません。

いかにも集団行動を重んじる日本的な思考だと感じますが、それでも「『私たち』とは誰なんだ?」と、ここでの歌詞はそんな「輪」さえも否定しています。

「泣けないぜ・・・共感詐欺」は自立した大人としての感情

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「泣けないぜ・・・共感詐欺」について、まとめてみました。

迫力あるサウンドと躍動感に溢れるダンス、そして「周囲に共感できない」という主人公の感情を綴った歌詞は、自立した一人の女性を描いたものです。

曲の世界からは、日々成長するメンバーの姿が感じ取れて、新たな発見と驚きがありました。

また、グループとしてもここからさらにステップアップして、さらに豊かな表現力を手に入れていきたいという思いが感じられます。

本作リリース直前には、デビュー当時からのメンバーであった和田彩花さんが残り一年ほどでグループを卒業することも発表されました。

ここからさらにいろいろな試練が待ち受けていますが、今後も彼女たちの動向に引き続き注目していきたいですね。

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