「夏なんて」とは?
非リアに捧ぐ応援歌
WHITE JAMが贈る、非リア充の“夏”に対する感情を表現した「夏なんて」は、2014年6月に2ndシングルとしてリリースされました。
タイトルだけ見ると「あれ?夏を題材にした失恋ソングかな?」という感じですが、蓋を開けてみると独り身の開き直ったような姿が目に浮かんできます。
WHITE JAMと言えば、繊細なメロディに心地良く韻を踏む歌詞、そして心に響くラブソングの数々が印象的。
ですが「夏なんて」は今までのセンチな雰囲気をふっ飛ばすような、痛快&フレッシュさを十二分に感じられる曲調、リア充達への挑戦的なスタンスが特徴的です。
実はこの曲、メンバー3人の非リア時代の実話に基づいたサマーチューンらしく、彼らの夏に抱いていたリアルな思いを体感できます。
笑いを誘うようなはっちゃけた歌詞に、寂しさや虚しさを微塵も感じない圧倒的なノリの良さは、聴くだけでパーティー気分を味わえうかも?
「夏なんて」と、夏を否定するかのようにも捉えられますが、とんでもない。聴いてみると分かりますが、「別に独りでも、彼女がいなくても夏を満喫できるんだぜ?」という訴えを歌に含ませています。
2種類あるPVをチェック!
本作では、“クリーンver.”である「夏なんて」PVに、“放送禁止ver.”と銘打ったPVの2種類が制作されています。
クリーンver.では、恋愛よりも部活に汗流し、青春を燃やす(非リアな)男子高校生の姿を映し出しています。
そして放送禁止ver.ですが…。実は肝心の動画は削除されており、詳細を確認できませんでした!申し訳ありません。
話題になった“ファーッ”って?
2014年にTwitterで話題になった“ファーッ”というフレーズ。覚えている方はいらっしゃいますかね?
実はこれ、「夏なんて」の歌詞の一部なんです。
夏やイベントなどを真っ向から否定するWHITE JAM流の表現。決して明石家さんまの引き笑いではありませんよ(笑)。
当時、WHITE JAMの公式Twitterアカウントでは、本作の2種類あるPVを観て、“ファーッ”の数がいくつ違っているか?という間違い探しを実施していました。
その企画が大いに盛り上がり、特徴的な“ファーッ”のフレーズが若者を中心に浸透していったのです。
気になる歌詞をチェック
Aメロ
仕事が一番 部活が一番 一人きりでセイフォー
毛布かぶって、冷房マックス このスタイルこそ本来のロッケンロー
あれも忙しい、これも忙しい でも泣いてなんていないぜワハハ
黒ギャルからの招待状 欠席に円をつけた
出典: 夏なんて/作詞:SHIROSE・GASHIMA・NIKKI 作曲:SHIROSE・ヒロイズム
彼女とのデート?海や花火?そんなものとは無縁!夏を一人で過ごすことの何が悪い!?
暑くて刺激的な季節を堪能する人達とは違い、部屋の冷房全開で毛布をかぶり、インドアライフを楽しむ非リアのサマーライフ。
部活動やバイトで汗を流す多忙な日々も、立派な青春だ。
自分がそれで満足ならば、リア充達と比べて劣っているなんて微塵も感じない!
Bメロ
海もファーッ 山もファーッ 川もファーッ フェスもファーッ
恋人いません 友達シカト 深夜のコンビニ 一人でParty up
出典: 夏なんて/作詞:SHIROSE・GASHIMA・NIKKI 作曲:SHIROSE・ヒロイズム
ビーチで日焼けやナンパ?暑いのに登山やキャンプ?大人数がひしめき合う会場でフェス?
そんなものは一切非リアにゃ関係ない!
恋人もいないし、友達からの遊びの誘いにも応じない!
静まり返った深夜のコンビニで好きな物買って一人だけで楽しむ。それこそ我が夏の過ごし方だ!