強い自分
黄色いワンピースを着て大輪の花に負けじと輝くメンバーたち。
恋をする女性の内面から溢れ出す情熱や思いの強さを表現しているのではないでしょうか。
日本では、幼稚園の帽子にも黄色が取り入れられています。
視覚で捉えやすい色のため、安全を考慮した選択です。
黄色い衣装は、歌詞の中にある「ヤダ」という言葉をより幼くわがままに感じさせる効果もあるのかもしれません。
清楚でおしとやかに見える女性にも強い心がある。わがままを言いたいことだってある。
そんな意味を感じるのが黄色いワンピースです。
2番のサビのカーテン使い
サビに入ってすぐのソウォンの行動にご注目ください。
花柄のカーテンを力いっぱい引っぱって外してしまうのです。
そのカーテンは風に乗り、床に座るメンバーの上にふわりとかぶさります。
これにはどのような意味があるのでしょうか。
華と自分を重ねた切なくて健気な姿
2番のサビでは全員が白い衣装を着て踊っています。
白といえば純粋や純白・清楚といったイメージです。
白い服を着た彼女たちを覆い隠す花柄のカーテンは、黄色い衣装と似た意味を持っているのではないでしょうか。
つまり女性の強さです。
しかし2番では強さを全面に押し出すのではありません。
純粋な白を覆う花柄は「強がり」を表現しているのだと推測できます。
歌詞には強さは描かれておらず、相手の魅力に引きずられている様子が歌われていました。
きっとそれを悟られたくはないのでしょう。
好きで好きで仕方がない、なんて思われたくないのです。
カーテンから顔を出す
カーテンの隙間からメンバーが顔を出す描写もあります。
いくら強がっていても、強がりのカーテンは1枚の薄い布でしかありません。
風が吹けば本当の自分が見えてしまうのです。
しかしカーテン越しの彼女たちの表情には笑みが見えます。
つまり、強がりと純粋さを意のままに操ることができる女性を表現しているのだと推測できます。
大サビは壮大なスケール感
ラストのサビはオムジが儚げに歌い出し、イェリンが力強く歌い上げます。
花を握りつぶす
サビに入る直前、花を握りつぶすウナと、花を吹き飛ばすオムジの姿が映し出されます。
これは女性が隠し持つ猟奇的な強さを表現しているのではないでしょうか。
「ただ大人しく待つだけじゃない…」
そんな印象すら与える、清純とは真逆の感情です。
それこそが女性が女性らしく見える要因であり、魅力なのでしょう。
星のように光る
願いが 届くように
風よ 想いを 運んでよ
どんなに 暗くても
私きっと 星のように 光るわ
出典: FLOWER/作詞:13 作曲:13
この曲で、彼女たち自身を花に例えているのは明白です。
この歌詞の最後は「花が輝く」という非現実的な描写だといえます。
しかし本当に現実では起こり得ないかというと、断言はできません。
常識を覆すほどのエネルギーが必要になりますが、光らせることは可能でしょう。
つまり、願いを叶えるためなら人智を超越したパワーを生み出せるのが女性なのです。