郷ひろみ＆樹木希林【林檎殺人事件】歌詞の意味を解説！事件の真相はいかに？！フニフニ…の意味にも驚き！

某バラエティ番組で大人気の【2億4千万の瞳】という曲でお馴染みの郷ひろみさん。

今でこそダンディなおじさまとして活躍されていますが、昔は一時代を代表するイケメンアイドルとして絶大な人気を誇っていました。

そんな彼が1978年に、当時から個性的な女優として活躍されていた樹木希林さんとのデュエット曲として発売したのが、この【林檎殺人事件】です。

この曲は、当時お二人が出演していたバラエティドラマ【ムー一族】の挿入歌として発売されたものでした。

今では権利などの関係で、なかなかテレビで再放送ができない幻の番組となっているそうです。

しかし放送当時は、同時期の人気番組【クイズダービー】や、人気絶頂の【ザ・ドリフターズ】ともコラボしたりと、当時非常に話題となりました。

そんな人気のドラマ内で披露された数ある挿入歌の中でも、発売から40年経った今でもなお愛される名曲【林檎殺人事件】。

色褪せない名曲が繰り広げる物語を、本日はポップで不思議な歌詞から紐解いていきましょう！

事件は曲の冒頭から始まります。殺人現場には被害者の遺体と真赤な林檎がひとつ。

この被害者が林檎を食べかけている最中に殺されたようにも見えます。

一口林檎をかじって死んだ人間、と言えば...。

有名なグリム童話【白雪姫】を想像した人も少なくないのではないでしょうか。

けれどどうやら鑑識の結果、この林檎を食べたのは被害者ではない様子。

警察はみな頭にはてなマークを抱えます。

なぜこんな所に林檎が落ちているのか？この林檎をかじったのは誰なのか？

まさか犯人？いやいや、身元が特定されるような歯型の付いた証拠なんか現場に残していくもんか！

捜査はますます難航を極めていくのです…。

にっちもさっちもいかなくなった警察は、ついにこの人間の力を借りる事にしました。

彼にかかれば解けない事件などない！街で噂を轟かせる探偵様の登場です。

自慢のパイプを燻らせるという姿は、どことなく有名な空想上の名探偵を彷彿とさせますね。

現場に残された真赤な林檎が示すメッセージとは...？探偵はこう考えました。

林檎と言えば、あまりにも有名なのはアダムとイブの『禁断の果実』のエピソード。

アダムとイブが禁断の果実である林檎を食べてしまったせいで、楽園を追われ男と女という存在になってしまった、という旧約聖書のお話ですね。

つまりこの林檎は、男女の揉め事による殺人である事を暗に示しているのではないか、と考えたのです！

男と女という存在が生まれてしまった時から、いつの時代からも切り離す事の出来ない男女の争い。

また一つ、ここに哀しい争いがきっと生まれてしまったのでしょう...。

探偵は事件の真相を、こう予測したのでありました。