撮影にはドローンを使用

沖縄の空や海、そして風景全体を映像にする為にドローンを使用した撮影が行われました。

人間が行けないような場所から映す自然の様子は本当に綺麗です。

ドローンが発展したことによって、今まで見ることができなかった景色を見ることができます。

特に海の透明感は近くで見るだけではあまりよく分かりません。

遠く離れて見ると、底の岩が分かるくらい沖縄の海は透き通っていました。

断崖絶壁で歌う平川さんの様子もドローンはしっかり捉えています。

開放感に溢れた空間での撮影により、自然をかなり身近に感じることができるのではないでしょうか。

樹木の生命力を感じる

続いて登場するシーンは木々に囲まれた空間の中で平川さんが高らかに歌い上げています。

樹齢を重ねた太い幹から感じるエネルギーは、映像を通してこちらにも伝わってくるような気がしました。

パワースポットに行ったりすると、不思議と力が湧いてきたり、前向きな気持ちになれたりします。

まさに沖縄の自然そのものがパワースポットであり、心が癒される空間なのです。

この壮大な自然に囲まれて過ごせる環境に育ったことへの感謝の気持ちも込められているでしょう。

老後は沖縄でゆっくり暮らしたい…と憧れている人が多いのも頷けます。

高校生のバックコーラス

MVの後半では学校内の階段を駆け下りていく制服姿の高校生が映し出されます。

先ほどの壮大な自然からパッと画面が切り替わると、今度はバックにたくさんの高校生の姿が…。

沖縄県立嘉手納高校の生徒が平川さんの後ろで手を広げて一緒に歌っています。

それは、心地良い沖縄の風を体全体で受け止めているようにも見えるのです。

響き渡る歌声と嘉手納高校の校門、そして高校生たちが見事に「ダイナミック琉球」を演出しています。

青い空と海、生命を感じる樹木、そして地元の高校生たち。

この三つのシチュエーションを通して、沖縄の素晴らしさが表現されていました。

この映像を見るときっと沖縄に行きたくなってしまうことでしょう。

和の楽器を使用した和風アレンジ

「ダイナミック琉球」は応援曲など様々な場面で使用されるので、何通りものアレンジがあります。

平川さんはこの楽曲を歌うにあたり、自分にしかできないようなアレンジにしたいと考えました。

ちなみに、イクマあきらさんのオリジナルバージョンではギターを弾きながら歌っていました。

踊りにピッタリな楽曲なので、テンポも早くてリズミカルな印象です。

平川さんは「ダイナミック琉球」に和太鼓や縦笛などの和の楽器を取り入れました。

和楽器の音は、ただ耳で聴くだけではなく、自分自身の体への響きでも楽しむことができます。

音を体感できるのは和楽器ならではの特徴です。

響き渡る音と伸びやかな歌声がわたしたちの心に余韻を残します。

また、所々に入るこぶしや唸るような叫びも平川さんにしかできない表現の一つです。

彼女は、自分自身の歌声の特徴を考えながらこの楽曲のアレンジを制作したのだと思います。

見事に平川イズムの「ダイナミック琉球」が完成しました。

一度聴いたら耳から離れない歌声に惚れてしまいそうです。

最後に

今回は平川美香さんが歌う「ダイナミック琉球」のMVについて解説してきました。

壮大な沖縄の風景を見ながら聴く「ダイナミック琉球」は何度聴いても心に響く名曲です。

高校野球に限らず、様々なスポーツの応援曲としても徐々に浸透しつつあります。

こうしてカバー曲がリリースされることで、世代を問わず語り継がれていくのでしょう。

さて、これは有名な話かもしれませんが平川さんのいとこはHY仲宗根泉さんです。

二人は同い年でとても仲が良く、学生時代はユニットを結成していました。

伸びやかで力強い歌声は、二人に共通する部分もあります。

どちらかといえば、芯が強く、感情をまっすぐに歌っているのが平川さん

恋愛ソングをエモーショナルに歌うのが仲宗根さんというイメージです。

仲宗根さんがHYとしてどんどん前に進んでいく姿は平川さんの歌手人生にも影響しています。

今の平川さんがあるのは、仲宗根さんとの深い絆があってこそではないでしょうか。

おすすめ楽曲紹介

平川さんのいとこである仲宗根さんが所属するHYの楽曲を紹介させていただきます。

沖縄を拠点にインディーズで活動し、アルバムのみをリリースするという活動形態を続けてきたHY。朝ドラの主題歌や紅白出場を果たすなど人気を集め続けています。今回はそんなHYのおすすめ曲をランキングにしてみました。あなたの好きな曲はランクインしているでしょうか?

こちらの記事ではHYのおすすめ楽曲ランキング形式で発表されています。

ドラマ主題歌や泣ける名曲まで様々なラインナップです。